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ビッグマウスを貫く本田圭佑氏の真意とは「発言の一握りしか成果が出せてない」【特別対談 第3回】

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「僕は自分のことをビッグマウスだと思っています。」
こう話す本田圭佑氏に、キャリーミー代表の大澤がその裏にある思いを聞いた。本記事は「口だけの人間にならないために意識していること」がテーマ。本田氏がビッグマウスの姿勢を貫く真意や、有言実行で成果を出し続けるために意識していることは、ビジネスシーンでも参考になるのではないだろうか。

自分が弱いのを知っているからビッグマウスを貫く

大澤:本田さんはビッグマウスと言われることもありますが、口だけではなく有言実行で成果を出しておられます。どういう思いで口にされているのかをお伺いしたいです。

本田:僕は自分のことをビッグマウスだと思っていますが、自分が言ってきた中のひと握りしか結果が出せてないと自己分析しています。失敗の方が多くて、悔しい思いを日々しているんですけど。

ただですね、口に出すことで僕自身すごく成長しています。言ったからにはやらないといけないという意識も持てます。まさにコミットメントです。

できなかったら当然叩かれますし、クビを切られる可能性が高くなります。それを覚悟したうえで、最初の交渉ではワガママを通させてもらいます。

大澤:口に出すことでご自身にプレッシャーをかけて、成長されてきたんですね。

本田:追い込んで逃げ道をなくすのが自分のスタイルであり、結果的に良かったなと今も思えているので、このやり方を貫いてますね。

大澤:口に出すことで、成果を出し続けられていると。

本田:日本は「言わずにやれ」みたいな雰囲気がありますが、いやいやと(笑)もし言わなかったら、いつでも逃げられるじゃないですか。

僕も自分が弱いのを知っているからこそ、叩かれるリスクを感じたり、周囲に言っていくことで自分にプレッシャーを与えていくんです。言わなかったら多分僕も途中で逃げるんですよ。

その方が成功する可能性も自分自身が成長する可能性も高まると思うので、結果的に組織にとってプラスになると思います。

言ったからには行動。言動と行動がともなってこそプロ

大澤:本田さんは、ビジネスマンにありがちな、口だけの評論家タイプではない感じがします。その違いは何だとお感じですか?

他人の批判や評論だけをしているのではなく、ご自身にプレッシャーをかけているというところが違うのでしょうか?

本田:行動するのは言ったからには最低限必要ですよね。結果が出るとは限らないんですけど、結果を出すための行動は毎日やる。結果を出すために当然必要なことだと思います。

評論家とか誹謗中傷している人というのは世の中に一定数いますし、今後もいなくならないと思います。ただ、本当に成果を出す人は、そういう人をあまり気にしていない。むしろ感謝している。そういう存在もいて、社会が成り立っているという考え方じゃないかと思いますよ。

大澤:成果を出す人は批評家を気にせずに行動しているということですね。

キャリーミーでは現在「実務型プロ人材」という言葉を使っているんです。

日本のビジネスシーンでは、本田さんのおっしゃる通り不言実行を美徳とされつつも、口だけ出す評論家タイプの人も多い。

キャリーミーのプロ人材として成果を出せる人は手を動かして成果に結びつけている「実務型プロ人材」であり、口だけのコンサルタントではない。そんな想いが込められています。

本田さんもまさに実務型のプロだと思います。


次回は「成果を出すチーム」に必要なコミュニケーション能力について、本田氏と大澤が語っていく。

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