フリーランスのリスクとリスクヘッジの具体的方法5選
近年、フリーランスになりたいと思う人が急増しています。それ自体は素晴らしいことですが、リスクも理解していますか?右も左も分からない状態でフリーランスになろうとしている人も少なくありません。事前にリスクを把握し、リスクヘッジしたうえでフリーランスとして独立することをおすすめします。そこで、キャリーミーのキャリアアドバイザーマネージャーである布井が、フリーランスになる前に知っておきたいリスクヘッジを5つ解説します!
目次
【フリーランスのリスクとリスクヘッジ1】仕事が軌道に乗らないときのため正社員に戻れる道を残しておく
- 布井あやみ
キャリーミーの元キャリアアドバイザーチームマネージャー、現アンバサダー。 上智大学外国語学部卒。 キャリアコンサルタント、採用コンサルタント、タヒチアンダンサー&講師という複数の仕事を持つパラレルキャリア。
株式会社パソナキャリア、株式会社リクルートエージェント(現株式会社リクルートキャリア)等大手人材紹介会社での法人営業経験を通じて培ったビジネススキルと、全日本ジュニア新体操選手権大会団体入賞経験をはじめとする舞踊歴18年のキャリアを活かした独特の表現力を併せ持つ貴重な存在として各方面から注目を集めている。
最近ではパラレルキャリアコンサルタントとして、同じくパラレルキャリアを目指す方々へ向けたキャリアコンサルティングなどにも力を注ぐ一方、採用顧問として採用責任者の育成支援や、人材業界における法人営業やキャリアアドバイザーの後進育成等も手掛けている。
フリーランスのリスクは一つ目はフリーランスとして軌道に乗らないこと。そのリスクヘッジとして、正社員に戻れる道を残しておくことです。
万が一案件を獲得できなかったり、思っていたよりも稼げなかった時のことは考えておいた方がいいでしょう。たとえば現職の会社とはいい関係を保ったまま辞めて、うまくいかなかった時は出戻りできるようにしておくのがおすすめです。実際、このようなセーフティーネットを張って独立しているフリーランスは多いです。
また、現職から案件を引き継いで業務委託として独立したり、最初は副業として小さく始めて軌道に乗ってからフリーランスになるという選択肢もあります。
フリーランスとして安定するのは想像以上に大変だというリスクを理解しておくべきです。いざという時のために正社員に戻れるよう工夫しておくに越したことはありません。
参考記事:企業が業務委託を活用するメリット・デメリットを会社経営者が解説
【フリーランスのリスクとリスクヘッジ2】キャリアの不安定化のリスクにキャリアに一貫性を持たせてヘッジする
フリーランスのリスクは、キャリアの不安定化です。そこで、キャリアには一貫性を持たせておいた方がいいです。
たとえば営業→秘書→マーケティング→経理のような流れで仕事を変えていくと、どの分野においても専門性がないと判断されやすくなります。経理から営業に戻りたいと思っても、ブランクがあると見做されてなかなか仕事を取れない状態になってしまいます。
どこかで違うキャリアにシフトさせてしまうと、元通りの道に戻るのは困難になってしまうのです。
どんな案件でもいいから獲得しようと思いすぎると一貫性のないキャリアになってしまいがちなので、自分が極めたいと思う分野に絞ったキャリアを意識するといいでしょう。
【フリーランスのリスクとリスクヘッジ3】収入ゼロのリスクを防ぐため現職を辞める前に収入源を確保しておく
案件が一つも獲得していない状態で独立するのはおすすめしません。
現職を辞めた瞬間に仕事がゼロになると金銭的にも精神的にもストレスがかかりやすくなり、余計な不安や焦りを感じてしまいます。焦りが募ると、自分が歩みたいキャリアとは全く関係ない仕事を受注してしまうことにも繋がりますからね。その結果、一貫性のないキャリアになってしまう恐れもあります。
通常の転職活動と同じで、仕事を獲得してから退職する方がスムーズにフリーランスへ移行できます。次の仕事がある状態で辞める場合とそうでない場合では安心感が全然違います。
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参考記事:【無料テンプレあり】業務委託個別契約書とは?基本契約書との違いや作成時の注意点を徹底解説
【フリーランスのリスクとリスクヘッジ4】 収入ゼロのリスクを防ぐため数ヶ月分の生活費を貯金しておく
収入ゼロのリスクに対するリスクヘッジとしてもう一つご紹介します。
具体的には、数ヶ月分の生活費を貯金しておくことです。
案件を獲得していない状態で独立する場合はもちろん、獲得していても突然仕事がなくなるリスクもあります。フリーランスは実力主義なので、クライアントの期待値を超える結果を出せなかったら、契約解除となってしまうことも少なくありません。
安定収入を得られる会社員でいるうちに、万が一の時に備えてできるだけの貯金をしておくことがおすすめです。
【フリーランスのリスクとリスクヘッジ5】フリーランスとして生き残るため情報収集しておく
フリーランスとして案件が途切れず、収入に困らない方というのはそう多くはありません。実力主義だからこそ、自分自身で稼働先などとのトラブルも解決しなくてはなりません。そうしたリスクをヘッジするため、独立する前は、フリーランスに関する情報収集をしっかり行っておきましょう。良いことも悪いことも均等に把握しておくことで、リスクを回避するための対策も考えられます。
「独立してから考える」と思ってしまう人もいますが、案件を獲得することや継続することはそんなに簡単ではないです。特に独立したばかりの頃は人脈も少ないので、自分の元に入ってくる情報はどうしても限られてしまいます。
フリーランスとして活動するのは想像以上に大変だということを念頭に置いて、しっかり情報収集することをおすすめします。
情報収集には主に2つのパターンがあります。
- 自分と似ている仕事をしている先輩から話を聞く
- 案件サイトを見たりエージェントから話を聞く
まず自分と似ている仕事をしている先輩から話を聞き、その分野に関するフリーランスの現実を知っておくといいでしょう。たとえば採用の仕事をやりたいのにマーケティングの仕事をしている人から話を聞いても、採用に関する話は聞けない場合もありますからね。
独立する前にフリーランス向けの求人サイトに登録し、案件の特徴を把握したりエージェントに相談するのもいいでしょう。情報収集を目的にエージェントを利用する人も少なくありません。独立する半年前からエージェントに相談していた人もいました。
様々なところから情報を集め、フリーランスとしてどのように活動すればいいのか自分なりに整理してみましょう。
参考記事:業務委託の避けるべきトラブル事例5選!契約上の注意点を徹底解説
フリーランスのリスクを知り、リスクヘッジをしっかり行おう
今回は、フリーランスになる前に知っておきたいリスクとリスクヘッジを5つ具体的に解説しました。
最後に、本記事で紹介したことをまとめます。
正社員に戻れる道を残しておく
キャリアに一貫性を持たせる
現職を辞める前に収入源を確保しておく
数ヶ月分の生活費を貯金しておく
情報収集しておく
フリーランスとして仕事を続けるのは簡単なことではありません。実力主義な世界だからこそ、いつ仕事を切られてもおかしくないという現実を知ったうえでリスクヘッジを考えておきましょう。
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この記事を書いた人
- まさき
音楽専門学校を卒業後、アミューズメント施設でフリーターとして勤務。その後契約社員を経て正社員に登用。施設運営責任者としてマネジメント、接客事務、在庫管理などを担当。退職後、個人事業主(フリーランス)としてWebメディア運営責任者、Webライター、Webエンジニア開発などを経験。ミニマリストまさきのブログ(https://sawa-masaki.com)、Web業界の転職と副業(https://it-workstyle.com)、映画予報(https://kenken-movie.com)など複数メディアの運用・運営に携わる。