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フリーランスと会社員はどちらが幸せ?労働時間と幸福度の関係

労働時間と幸福度の関係とは?

働き方改革関連法案が順次施行されて2ヶ月たちました。
しかし、働き方は本当に変わっているのでしょうか?

「有給を計画的に5日取れと言われただけで、業務量の調整は一切ない」
「ノー残業デーはあるが、月の残業時間は減っていない」

などの感想をお持ちの会社員の方は多いのではないでしょうか。

日本人の業務における生産性は先進国最低レベルと言われますし、また、仕事に対するモチベーション(エンゲージメント)も欧米諸国のそれに比べかなり低いと言われています。

つまり、働くことについて、高い満足度や幸福度を感じている人間が日本では少ないと言い換えられるのではないでしょうか。

本記事では、日本企業の労働時間、特に長時間労働・残業がなくならない理由を考察します。その上で働き方改革で具体的に取り組むべき内容や必要な現場の意識について検討していきます。

日本人が生き生きと働くための働き方改革。どのように実現できるのか、そのヒントを探ります。

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会社員の労働時間の実態は?

フルタイムで勤務している会社員の労働時間について2017年にリクルートマネジメントソリューションズが行った調査結果があります。

この調査によると

①平均月間労働時間は、男性の最頻値が180時間以上200時間未満(24.2%)、女性は160時間以上180時間未満(40.2%)。
②平均月間労働時間200時間以上の割合は、女性が2割弱(18.5%)に対して、男性は4割強である(42.4%)。また、過労死ラインを越えるレベル(240時間以上:月の労働日を20日とした場合、1日12時間労 働・4時間の時間外労働)も、男性では1割を超えて(12.9%)出現。
③職種群別(営業、サービス、スタッフ、技術)では、200時間以上を合計した割合が最も多いのは、営業(全群平均30.5%に対して38.7%)、次いでサービス(31.1%)。

という結果が出ています。
つまり、フルタイムで働く男性の半分以上が1日10時間以上の労働(残業)をしているということになります。(1ヶ月の出勤日数を20日とした場合)
さらに、労働時間別にA~Cと回答者を分けて1日あたりの業務時間について質問すると、
下記の図のように労働時間が長いA群では実に7割超(71.4%)、B群C群でもそれぞれ4割超(42.2%)、3割超(32.9%)が「もっと短い方が望ましい」と回答したことがわかりました。

合わせて、なぜ労働時間が長くなってしまうのかについて尋ねたところ、A~C群に共通して最も多いのは「仕事量が多いから」。A群では、次いで「突発的な予定、相手の都合(55.7%)」「ゆとりのない納期(43.5%)」「高いノルマ・目標(34.8%)」と、仕事の特徴や目標設定に関する項目が挙がったのだそうです。
長時間労働を多く課されている層ほど、上記のように仕事をコントロールする権利が労働者本人にないことが透けて見えます。しかもこの労働時間状況について「もっと短いほうが良い」と不満を持っているのは実に7割。

このように、したくないのに残業が増えているのが日本の会社員の現状と言えそうです。

フリーランスは会社員より、幸福度が高い

一方、フリーランスの労働時間実態はどうなっているのでしょうか。

一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2019」によると、フリーランスのうち、フルタイムに近い時間で勤務している層(月140時間以上)が全体の46.1%、時短勤務に近い働き方をしている層(月60~140時間)が32.5%という結果になっています。

このようにフリーランスは勤務時間が、収入の幅も広く、多くは収入と勤務時間が比例関係になる傾向があるようです。

また、働き方に対しても(社会的地位以外の)満足度やワークエンゲージメント(仕事への主体性、熱意)について、フリーランスは会社員よりも大きいという結果が報告されています。(下記表参照)

会社員とは異なり、働く場所や時間を自由に選択できるフリーランスは、就業環境に対する満足度もおおむね高いことが伺えます。また、日本人のワークエンゲージメントは、国際的に低いと指摘されてきました。しかし、同調査のフリーランスのワークエンゲージメント平均値 4.01 は国際比較における欧米諸国の水準とほぼ同水準とされています。それだけ仕事に対してのモチベーションが高いということが伺えます。



ここからは筆者の推察ですが、フリーランスの仕事に対する満足度やワークエンゲージメントの高さはフリーランスが会社員よりも

・仕事の成果で判断されるという、業務遂行における明確な基準がある
・それ以外の条件については自由度が高い

という点が要因なのではないでしょうか。

同調査では、フリーランスは会社員よりも主体的キャリア形成意欲・キャリアの自己責任自覚・専門性コミットメントなどにおいても高い結果だったことを指摘しています。つまり、フリーランスはクライアントの求める成果に向かって、専門性を意識し主体的に取り組んでいる。その対価として報酬を得ているので総じて満足度が高いということが考えられるのではないでしょうか。

幸福度・モチベーションにも影響する「働き方・労働時間」を本気で見直す時!

会社員の労働時間実態とそのメカニズム、フリーランスの労働時間や満足度等の比較を見てきました。
まとめると以下のようになると思います。

・会社員は業務上の相手方の都合などに振り回され仕事量が増大するために残業が増加し、ワークエンゲージメント(≒モチベーション)が低下する。

・一方成果にコミットしていることの多いフリーランスは、ワークエンゲージメントや仕事に対しての満足度は会社員のそれよりも高い。また、収入と勤務時間は比例傾向である。

企業で「働き方改革」を行う際、単に勤務時間だけに制限を加えたり、無理やり有給を取得させるだけと言った表面的な対策だけでは不十分です。

今見てきたような「残業メカニズムを理解して仕事量・勤務時間・成果をしっかり定量化することと」「価値観の変革を行うこと」「適切な業務マネジメントを行うこと」が欠かせません。

しかし適切な業務マネジメントは今の日本では非常に難しいのが現状です。前述のリクルートマネジメントソリューションズの調査で「仕事量が多い、目標設定が高い」と言った理由が残業理由の第一に置かれているところからもそれは見て取れます。

一方で、フリーランスのように「成果」にコミットした働き方であれば働く時間は自己管理となり、モチベーション低下にはつながりにくいといえるでしょう。

「働き方改革」を本気で推進していくには、評価方法・仕事量・勤務時間・職場の文化など、様々な側面からのアプローチが大切です。そのためには、フリーランスの働き方を参考にしてみるというのも一つの方法ではないでしょうか。

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この記事を書いた人

azusa watanabe
渡部 梓

大学卒業後アパレルメーカーで販売、ディストリビューター(在庫管理、換金計画策定等)、店舗支援を担当する。結婚退職後、転居し地方公務員へ。個人住民税課税業務に従事。第一子育休中に再転居により公務員を辞し、無職での保活と子連れの再就職活動を経験する。その後アパレルメーカーでのディストリビューター業務の傍らCARRY ME経由でライティング活動を開始。現在は派遣社員として某企業の社内広報業務を行いながらCARRY MEにてライティング関係の業務委託案件を請け負うパラレルキャリア実践者。プライベートでは二児の母。

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