採用ライティング

優秀な営業をヘッドハンティングするために抑えておくべき5つのコツ

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営業職人材をヘッドハンティングする際にも、もっと効率的に、できるだけ優秀な人材を採用したいと考えることはありませんか?そういった願望を抱くヘッドハンターのみなさんは、

「今の現状に満足いく結果を得たい」

「労力ばかり使う手当たり次第のヘッドハントでは限界がある」

「コネクションに限界を感じている」

そういった課題を抱えたことがあるからこその願望が生まれてくるのでしょう。今回は、そんな悩める課題に対して、マルッと解決できる「優秀な営業をヘッドハンティングするための5つのコツ」を徹底的に解説していきます。

まずはよそ見をせずにこの記事で解説していく5つのコツを抑えていきましょう!

ヘッドハンティングに必須!営業職人材の頭の中を覗いてみよう

優秀で魅力的な営業職人材のヘッドハンティングを成功させるために、彼らの頭の中を知ることはとても重要な要素の一つです。

優秀な営業職人材がヘッドハンティングをされたときにどこを重要視するのかを知っているかどうかで、その採用が成功するかどうかが決まってしまう場合もあります。
そんな優秀な人材の頭の中を覗いてヘッドハントする決め手の材料をこの章で掴んでいきましょう。

これまで仕事で知り合った人からの誘い

自分のことを全く知らず、また本人も知らないところから、突然ヘッドハンティングを受けたとしたら、ものすごく条件がよかったり、たまたま自分のしたいことができそうな環境がすぐに提示でもされない限り、即断られてしまうでしょう。

これには以前営業職についていた筆者にも経験があります。某有名女性誌において自分の仕事ヒストリーの記事が掲載になったときのこと。掲載後に勤務先に直接電話があり、ヘッドハンティングの誘いを受けました。電話の主からはその記事を読んだこと以上のことは伝わってこず、いい印象を受けませんでした。唐突とも感じさせられるヘッドハンティングは、ヘッドハンターからの情熱や熱意を感じられないとうまくいくことはないように思います。

もし、ヘッドハンティングしたい相手と直接のコネクションを持っていなくとも、知り合いの紹介など、様々なつてを使ってコンタクトをとることも有効です。そのためにも、ターゲットにしたい人材がいる会社や、業界とのコネクションにはつねにアンテナを張っておくことが重要です。ターゲット人材にたどり着くまでのコネクション構築の努力を重ねれば、直接会って話ができる確率も数段あがることでしょう。

現状よりも収入や待遇、働く環境が良い

自分自身の仕事環境の現状に、完全な満足を得ている人はどれほどいるのでしょうか。収入は高いが業務内容に不満を持っている人、業務内容は満足いくものだが収入に不満がある人、収入にも業務内容にもそこそこの満足を持っている人、両方に強い不満のある人など、人により様々な状況があることでしょう。ヘッドハンティングしたい人材が、いまどのような状況で、どのような条件で働いているのかをよく考えてみましょう。

そして、ヘッドハンティングしたい人材の企業の年収や条件も調査してみましょう。優秀な人材への資金が潤沢にあるのであれば心配ありませんが、もしそうでは無い場合には、ヘッドハンティングを成功させることは難しいかも知れません。しかし、諦めずに業務内容の良さややりがいをしっかりアピールできるようにしましょう。

近年の働き手は、仕事を給料だけの尺度で判断することはありません。働きやすさ、職場の雰囲気、独自の工夫や環境など、なにが好印象をもたらすかはわかりません。ヘッドハンティングを受けたいと思わせる職場環境作りや業務内容の確かさを追求していきましょう。

社内キャリアがイメージできる

優秀な人材は、モチベーションが高く、常に自分を切磋琢磨しています。よって、自分自身が成長できる環境を常に求めているともいえます。新しい職場でのチャレンジがヘッドハンティングしたい人材にとって有益であると感じさせる具体的ポイントをもうけることができたならば、ヘッドハンティングも成功につながっていきます。彼・彼女の現状をよく理解し、さらなる高みを提示できるようにしましょう。

営業職で優秀な人材をヘッドハンティングするのが難しい理由

そうはいっても、営業職で、目立つほどの実績がある人材をヘッドハンティングするのは至難の技です。飛び抜けて優秀な人材は業界内で有名になってしまい、ヘッドハンティング業界のコンサルタントやリサーチャーなどがもつ独自のネットワークに知られることになってしまいます。資金豊富な大手企業などに早い者勝ちでヘッドハンティングされてしまうからですね。

また、リサーチャーもターゲットを見つけたら、まわりに知られないようにリサーチをかけているために、ふと気づいたときにはもうヘッドハンティングが進行してしまっていた、ということもあります。

突出した実績がない人材でも、コンスタントに安定した水準で売上をキープしてきた人材も、評価が高くなりヘッドハンティングされやすい傾向があります。そのような人材はどんな企業にとっても重要な人材であり、良い待遇を受けている場合も多く、なかなかヘッドハンティングを成功させようとしても難しい面があります。

ほか、優秀な営業を新たに採用しようと人材会社を使って採用のためのチャネルを増しても、優秀な人材は自ら動かずとも採用されていく面もあるため、転職やヘッドハンティングに消極的です。募集をかけても必ずしも求めているような人材が応募してくれるわけでもありません。しかし、優秀な人材が新たな転機をもとめて応募してくれる場合もありますので、就業募集の機会をオープンにしておいてもよいでしょう。

営業職のヘッドハンティングを成功させる5つのコツとは?

実現するには難しい面も多いヘッドハンティングですが、どのようにすすめていけば成功させられるのでしょうか?

営業職人材の採用理想像を具体的に

多くの人材から選びたい気持ちもあるので、人材像を広く抽象的なイメージにしておいて、採用していく方がたくさん候補者とも会えますし一見効率的に見えます。

ですが、実際は欲しい人材像のイメージをできるだけ絞り厳選して採用活動を行う方が逆に効率的なヘッドハンティングができるのです。

人材像を絞る際には、職場の雰囲気をがらっと変えるようなカリスマ的な人物を求めているのか、商品知識豊富な物静かなタイプを求めているのか性格部分や気質部分で絞り込みをかけてもいいでしょう。

プライベートも大切にするため時間を有効に使える人材を求めているのか、いまの会社に足りない要素のある人材を加えるのか、仕事の進め方で絞り込みをかけてももちろんOKです。大切なのは、軸をぶらさずに採用したい人材像を明確に手元に用意してよそ見をしないことですね。

業界内の動向を探り、異業種交流会など参加する

求める人材像を具体的にしたら、そのような人材に出会えそうな場所に出向きましょう。それがWeb上にあるのであれば、そこに登録して人材を探しましょう。そして実際にオフ会や交流会を企画して出会う可能性を作り、コネクションを構築していきましょう。

大切なのは、Webでもリアルでも、どんな人が集まる場所なのか、その場所に集まる人の属性とニーズを考えて候補者を検討することです。

LinkedinやFacebookなどのSNSで探す

オフ会や交流会に参加したり、探すことに抵抗や手間を感じる場合は、まずLinkedinやFacebookなどから、マッチする人材を探してみましょう。

特にLinkedinは、仕事のコネクション構築に大いに役立ちます。所属している企業や専門業務内容を知ることができます。転職を今希望していない人材でもその人材について詳しく閲覧できるため、非常に効率よく有能な人材を探すことができるツールです。積極的に利用してみましょう。

正当に評価していることを伝える

ヘッドハンティングしたいと思う人材への調査や理解を怠っていては、絶対にヘッドハンティングは成功しません。本当に採用したい人材に出会えたら、相手のこれまでの実績を理解して評価し、ヘッドハンターの誠意をきっちりと見せましょう。本気で行った対応には相手も答えてくれるはずです。

自社への客観的な理解を深めPDCAを回せる型を作る

優秀なヘッドハンターは自社の理解を徹底的に行って、瞬時に良い面・悪い面が言える状態にあります。「自社の理解なんか、コーポレートサイトを見ればいいから全員一緒でしょ?」そう思う方も少なくありませんが、実は違います。

あなたの自社への理解と実際に現場で働いている人の声は異なります。あなたも現場で働いている一員ではありますが、採用したい職種の現場をリアルタイムで把握しているわけではないはずです。だからこそ、採用職種の現場への理解を深めるために、アンケートを取ってリアルな現場の風土や特徴を理解することに努めましょう。


できるなら、定量的なデータ、定性的なデータの両方を取れるようにしておき、定量的なデータを使って視覚的に分かりやすい図を載せた資料を作り、定性的なデータをもとにヘッドハンティングするときのトークに活かすとPDCAが回しやすい環境を作ることができるためおすすめです。

どの企業も、ビジネスで生き残り成長していこうと、必死に有能な人材を確保しようとしています。ヘッドハンティングを成功させるため、この記事で紹介した事を意識してみてください。優秀な人材との相乗効果で、ビジネスを盛り上げていきたいものです。

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この記事を書いた人

nakaharasan
中原 玲子

大学卒業後、ファッション系商社を経て、ヨーロッパ系専門商社にてセールス、ブランディングなど経験。 セールス業務では、日本でほぼ無名だった商品の販路拡大に尽力し、入社時から売上を5倍にするなど貢献。 退職後、2児の出産を経て自身のアクセサリーブランドを起業。有名セレクトショップに販路をもつ。そのほか、他企業のマーケティング業務などにも従事。パラレルキャリア形成に関心をもち、日々格闘中。