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【CARRY ME Night vol.1開催レポート】自分のスキルでキャリアを自分で作っていくために必要なこととは?

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これまで、週1〜4回出社というフレキシブルな働き方で、フリーランスや起業家、子育て中のキャリアウーマンを中心にプロとしてのお仕事をご紹介してきたCARRY ME。先日11月28日に、初のリアルイベント【CARRY ME Night vol.1】をアーティストの副業・社会進出を支援する「YAYAY!」と共同開催しました。

当日のCARRY ME Night vol.1のプログラムを公開!

  1. CARRY ME代表大澤からのご挨拶
  2. アイスブレイク(近くの席にいる方と名刺交換・自己紹介)
  3. 日本アーティスト協会「YAYAY!」代表宇田川より活動紹介
  4. CARRY MEで活躍しているプロお二人のキャリアとスキルを解剖!
  5. Q&A
  6. 交流会

それぞれについて、ご紹介していきます。

日本社会の働き方を変えるムーブメントに!CARRY ME代表大澤の思い

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これまでの日本の主流の雇用形態であった正社員での採用は、そのまま会社に在籍し続けることで多くの人が収入が上がるような仕組みになっていましたが、その分「会社」に縛られて仕事をすることになります。それが必ずしも今の日本で幸せな形とは限りません。育児や介護といったライフステージの変化によって正社員のステージから降りざるを得なくなった時、キャリアが狭まってしまう、あるいは無くなってしまうという事態に陥ります。

しかし、これからはキャリアの選択肢がひとつしかないという世の中から、個人が専門スキルを持ちキャリアの選択肢を持てる世の中にしていくことが必要です。ある場面で「正社員」以外の業務委託をはじめとする新しい働き方を選択しても、その後業務委託、プロ経営者、正社員として再就職などと自分のライフステージや志向に合わせて働き方を主体的に選んで行ける社会がこれからのスタンダードになることは、働く私たちにも企業側にもメリットがあるのではないでしょうか。

というのも、日本ではまだ米国より外部人材の活用が進んでいないのが現状です。米国では9割以上の企業で外部人材を活用しているのに対し、日本ではクラウドソーシングを含めても2割弱にとどまっています。業務委託の求人数はここ数年増えてきており、少しずつではあるが働き方が柔軟な方向へシフトしてきています。が、この流れをさらに加速させなくてはなりません。

そのためには「働き方・キャリアの選択肢(オプション)を増やす」という活動を大きなムーブメントにしていくことが必要です。
そのためにも今回のようなリアルイベントも定期的に今後開催・SNSでの拡散を通し、この活動の認知度を上げていきたいと考えています。

アーティストの社会活用を推進!「YAYAY!」宇田川の取組み

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共同開催の日本アーティスト協会「YAYAY!」代表 兼 CARRY ME採用コンサルタントの宇田川からは、ミュージシャンをはじめとするアーティストの現状課題と「YAYAY!」の取組みについて説明がありました。

自身も「ガリバー宇田川」としてメジャーデビューを果たした現役ミュージシャンであり、様々な仕事を経てCARRY MEの採用コンサルタントの肩書きも持つ宇田川。宇田川自身も、アーティスト活動をしている人間のキャリア形成の難しさを身をもって経験している一人です。ですが、これからの数年のうちに、多くの経歴を持っていることや正社員以外の経験を持っていることもキャリアチェンジのマイナスと考えられなくなる時代が来るのではないかと言います。

「YAYAY!」ではフリーランスとして活動するアーティスト、特に知名度は低いもののプロダクトの質や成果が保証できる「職業アーティスト」と言われる中間プロ層を可視化・育成し、企業や組織とつなぐ機会を創出するマッチングと、ブランディングとPR活動に力を入れて活動をしています。

CARRY MEの採用コンサルタントと同様、この新しい仕組みで、アーティストの社会参画・セカンドキャリアの創出を盛り上げたいと語っていました。

CARRY MEで活躍しているプロのキャリアとスキルを徹底解剖!

CARRY MEで活躍しているプロはどんなスキルの共通点があるのか?

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今回ご登壇頂いたプロの方はこちらのお二人です。

白幡健太郎さん。大学卒業後、広告業界に従事。消費財メーカー、地方自治体や外食産業、大手通信会社、アトラクション施設などのデジタルコミュニケーション戦略の立案からディレクションを多岐業界に渡り担当。2018年8月に独立。知財を活用したBtoBサービスの開発とウェブ解析・デジタルPRのコンサルティングを両軸で行っています。現在CARRY ME経由で2案件獲得。

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高橋ちささん。正社員として10年以上PRに従事後、出産を機に2017年夏からフリーへ。IT業界やBtoB向けサービスの広報・PR支援を得意とし、新サービスや既存プロモーション、広告戦略、イベント企画、メディアアプローチまで手掛ける。日経新聞、日経ビジネス、東洋経済オンライン、ダイヤモンド、Yahoo!ニュースなど、メディア取材獲得件数多数。CARRY ME経由で3案件獲得。

お二人の強みの共通点として大澤があげたのは、

  1. 需要のある職種であること、かつ、スキルの掛け合わせでニッチな人材となっていること
  2. 契約先の話を聞く力、コミュニケーション力の高さ
  3. 企業が業務委託のプロを採用するメリットでもある「先方スタッフの育成」ができること

の3点でした。こうしたスキルがあるためにお二人はCARRY MEでも引く手あまたのプロとしてご活躍され、複数案件で稼働しているのです。ここからは、お二人への質疑応答を絞って公開!上記の3つの共通点を重ね合わせてお二人の回答を聞くと、フリーランスとして仕事を獲得し続けている理由がわかりました。

正社員からフリーランスに転身。不安をどのように打ち消す?

大澤:お二人とも正社員を経験後フリーになられたということで、正社員のままでいた方がいいのではないか、などといった不安はありましたか?また、不安を打ち消す方法などを具体的にお伺いしたいです。

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高橋さん:私の場合は、前職のPR会社が子育てをしている女性社員が一人もいない職場だったんですね。結婚して子供が生まれたら、その会社で仕事をしながら子育てをしていくイメージが全く湧かなかったというのがフリーランスへの転身を考えたきっかけです。

また、正社員で働いている時は裁量を全然任されていなくて、自分がどれくらい市場でやっていけるのか試してみたいと考える時期がありました。そこで、報酬は頂かないで知人のお手伝いをしたりとか、ボランティア的にアドバイスなどをして少し自分の力を試し始め、「これならやれるかも」と思ったタイミングで会社と交渉して副業をスタートしました。

その後「副業でもある程度お金を頂ける」と感じた段階で正式に独立をした形です。
ある程度リスクをヘッジしながら、徐々に始めていったという感じですね。

白幡さん:高橋さんに近いところがあって、僕も「独立しよう」「フリーランスになろう」というつもりはあんまりなかったんです。ただ、自分でやりたい事業があって、在籍していた会社で正社員として就業しながらとなると物理的に難しかったので、事業が出来る方法を考え始めました。

フレキシブルに働けて収入が確保できるような働き方というところでフリーランスを選びました。不安を除くためにしてきたこととしては、決められた期間にこれだけ貯めるという目標を定めて貯金を頑張ったことと、いつまでにこのくらいの仕事を取ると決めて、フリーランス用のポートフォリオを作成しました。その中でCARRY MEさんと出会いました。

高橋さん:白幡さんに質問なのですが、その時は結婚されてたんですか?

白幡さん:結婚していましたね。

高橋さん:そこも含めてリスクは感じなかった?

白幡さん:感じ・・・ましたね。そこで、現状の生活費にいくらかかっているのかを全部洗い出して、最低限この辺りの保険を全部解約して、このくらいあれば死なないというライフラインのコストを引いたことと、ローン関係は正社員のうちに全部必要なものは申請をして、もし何か会った時は契約できるつてを用意しておきました。

大澤:奥さんのご両親からフリーになるときに猛反対を受けたと伺いましたが?

白幡さん:そうですね(苦笑)。
そのくらいの世代の方だと、どんな仕事であれフリーランスっていう働き方自体がわからないという感じですね。正社員でい続けることが安定という考えの方は多いと思うので。

その会社で一生やっていくのが安泰だろうという風には思われていたみたいなんですが…。でも今の時代は少し違って、同じ会社にずっとい続けることの方がリスクといいますか、そういったことをお話ししたりして認めていただいた感じです。

同じ組織で働き続けることのリスクとは?市場で必要とされ続けるために

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大澤:今、同じ会社で働き続けることがリスクというお話がありましたが、具体的にはどういった点が正社員でい続けることのリスクだとお考えですか?

白幡さん:正社員自体を否定しているわけではないのですが、同じ所で仕事をすると仕事内容のガラパコス化が進んじゃうんですよね。そこの上司から気にいられるような仕事の仕方だったり、その会社でしか通用しない仕事の仕方になってしまう。

僕は会社を辞めようと思った時に今のままではいざ市場に出た時通用しないなというのがぶつかった課題だったんです。会社員時代にこれが絶対に正義なんだろうなと思っていたことが実は全く真逆で時代遅れで、アップデートされていなくて、これじゃ報酬は入らないっていうレベルだったんです。これではダメだなと思って、まずは実際自分がしてきた仕事の棚卸しを始めました。

その上でこれとこれを組み合わせればニーズもあるしニッチな仕事だからやっていけるなというのを1回だけではなく、何回も検討してアップデートして、第三者にも見てもらって、テストをしてきたという感じですね。

高橋さん:白幡さんのような考えの方は、意外にずっと正社員でもやっていけると思うんですよ。というのも、フリーランスになってもそういう考え方はあって、現状のスキルやキャリアや経験だけではきっとフリーランスでは通用しなくなって来る

しかも社員ではないのできっと早い段階で仕事が貰えなくなって来るというシビアな現状があります。ですので常に自分の市場価値とか世の中のマーケティング状況を見ながら自分ができる範囲でのスキルアップとか方向転換は考えなきゃいけなくて、それはフリーランスでも正社員でもおそらくやらなくてはならないことなのかなと。

白幡さんは正社員の時からそういった考えがあってフリーランスになったとおっしゃってたんですが、おそらく正社員のままでもその考えであればやっていけるのかなという気がします。なので、雇用形態は関係なく、自分がこの業界でいつまで現役で働けるのかということを考えて、自ずと何年か先を考えながらアップデートしていく必要があるのかなと思います。

案件獲得のために必要なことやCARRY MEの活用法を公開!

大澤:お二人にお伺いしたいのですが、これから案件を獲得したいと思っている方に、どのようなアドバイスをされますか?CARRY MEの活用や、心構え、付けるべきスキルなど、なにかありましたらお願いします。

高橋さん:私自身、フリーランスになったタイミングでは自分の報酬をどのように決めたらいいのかというところから分からなかったので、その点からCARRY MEさんには相談して、広報支援の一般的な月額報酬を聞いて交渉に入って頂いたりとか、かなり込み入ったところから相談させて頂いていたように思います。

自分のキャリアを相談しつつ、こういう仕事が欲しい、ないしは今後こんな風になっていきたいのでどうしたらいいかという相談もしました。具体的には昨年、仕事をしていく中で自分の出来る範囲でしか仕事を受けなくなってきてしまったんですよね。

よく言われてますが、キャッチボールできる範囲でしかボールのやりとりをしなくなってきたので、筋肉がすごく弱くなってきているような、遠くまでボールを飛ばす練習が全然できなくなってきているように感じていました。

何かやる事に対してもすごくリスクを感じるので、自分ができる範囲のことでしか受けられない。こういった場合、後何年、この引き出しが空になるまで働けるのだろうかと考えた時に不安になったので、そういう相談もCARRY MEの方にしました。

それで色々アドバイスも頂き、チームで働けるような案件や常駐の形でお仕事していくのもいいんじゃないかというお話をあそこにいる毛利さんにアドバイス頂きまして、そういう仕事をご紹介いただいて、現在お仕事をさせて頂いています。完全に自分で仕事を取って来るということではなくて、CARRY MEさんを活用できるのであれば使い倒すじゃないですけど、パートナーとして色々と相談されてみてもいいのかなと思います。

白幡さん:そうですね…CARRY MEさんに登録する前にやってたこととしては、ひたすら某転職サイトを見ていました。そこはスキルのタグ分けをした上で報酬が確認できるんですね。そこからどのスキルを持っていると高い給料が貰えるっていうのをひたすら分析していて。

その中で自分ができるものってなんだろうと考え、自分の棚卸ししたスキルとマッチングさせて磨いていったらもっと報酬は高くなるかなと仮説を立ててスキルを上げていったというところですね。

とはいえ、フリーって仕事をもらう時にどうやって仕事をもらったらいいか分からないし、先ほどの高橋さん同様、報酬もどのくらいを付けたらいいか分かりませんでした。

CARRY MEさんに登録してどうやって交渉したらいいか、どうやったら揉めずに自分の報酬を上げて契約を成立させられるかなどご相談し、すごい今満足いく状況下でお仕事させていただいているので、すごい感謝しております。

Q&A

フリーランスへの転身にあたり、意識すべき思考法は?

大澤:こちらは事前に頂いたアンケートからの質問ですが、会社員からフリーランスになる際意識の持ち方などを変えないといけないと思いますが、どんなことを意識していましたか?

高橋さん:フリーランスであれ正社員であれ経営者であれ、自分のアップデートを怠らずに業界のマーケティング動向をみながら市場価値を高めていくと言うことを意識したほうがよろしいのかなと思います。

私はPRをやらせてもらっていますけれども、PRに今後必要になるスキルというのが色々出てくるんですよね。その中の出来る範囲のものを自分も取得していかなくては長くは続かないだろうなというのは感じます。そこはどんな職種であれ同じなのかなと思います。

白幡さん:高橋さんのおっしゃったことと似ていて、キャッチアップ能力かなというように思います。エンジニアでフリーランスの方とお話するんですが、例えば書いたことのないコードをかけますか?って言われて「出来ません」って言ってしまう人はフリーランスに向いていないんですよね。

嘘になっちゃうかもしれないけど「出来ます」って言って、そこからの何ヶ月かの間である程度のところまで勉強していく人が勝手にアップデートできている人なのかなという風に思います。

大きい声では言えませんが僕も出来ないことがあったとしても「多分大丈夫です」って言う感じでもらって、そのあとすぐに調べたり知人に会ったり本を読んだりして何かしらのアップデートをして実務で出来る部分があればそこに参加させてもらって備えるということを意識してやってますね。

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交流会も開催!フリーランスのネットワーク構築とCARRY MEスタッフとの相談の場に!

最後に交流会の様子を少しご紹介します。交流会では、CARRY MEのスタッフに直接相談や質問をする参加者の方の姿が多くみられ、また、ほかの参加者の方と名刺交換やコミュニケーションを取りながら交流を深めていました。

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今回のようなリアルイベントを通じフリーランスの皆さんのネットワーク形成の場になったり、新しい働き方への理解を深める機会にしていきたいと考えております。今回ご紹介してきた新しい働き方がこれからの日本のスタンダードな選択となれる世の中の流れを作るべく、今後も定期的にリアルイベントの開催する他、CARRY MEが運営するメディア「プロ採用4.0」、SNS等で発信して参ります。ご興味のある方、応援頂ける方はぜひ下記のSNSへのフォローをお願いいたします!
次回のイベント決定次第、SNSでご紹介していきます!

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**本記事で掲載したお写真はカメラマンYasu Iijimaさん、藤野いち子さんが撮影してくださいました!素敵なお写真をありがとうございました!

この記事を書いた人

azusa watanabe
渡部 梓

大学卒業後アパレルメーカーで販売、ディストリビューター(在庫管理、換金計画策定等)、店舗支援を担当する。結婚退職後、転居し地方公務員へ。個人住民税課税業務に従事。第一子育休中に再転居により公務員を辞し、無職での保活と子連れの再就職活動を経験する。その後アパレルメーカーでのディストリビューター業務の傍らCARRY ME経由でライティング活動を開始。現在は某企業の社内広報業務を行いながらCARRY MEにてライティング関係の業務委託案件を請け負うパラレルキャリア実践者。プライベートでは二児の母。

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