インスタアカウントのフォロワーを3倍以上に!デザインスキルを活かして活躍する海外在住SNSマーケター
A.T.さんは、これまで複数の企業での経験と自身の起業でWebデザイン・マーケティング・広報・経営戦略など様々な知見を積み、2020年に独立と海外移住をしました。時差がある中でもクライアントのKPIを次々に達成し、厚い信頼を得ているSNSマーケターです。戦略からクリエイティブまで担当できる点を武器に活躍されているA.T.さんに、マルチスキルの獲得方法や、時差のある稼働時間でどのような工夫をされているのか伺いました。
プロのこれまでの実績ー様々な挑戦からマーケターとして独立
- プロフィール:A.Tさん
- 学生時代からアルバイトをしていたアパレル企業に就職後、アメリカ留学を経験する。帰国後、IT関連会社のWebデザイナーとしてバナー作成等に従事。その後インバウンド向けの委託販売の会社を友人らと起業し、マーケティングの知見を独学で取得。この経験を活かして複数のベンチャー企業で広報・マーケティング・経営戦略に携わる。2020年に海外移住を見据えフリーランスのマーケターとして独立。現在はスイス在住。
ーまずはこれまでのご経歴を教えてください。
学生の頃から海外に興味があり、早く社会に出たいと考えていたんです。そこで、日本外国語専門学校にて貿易について学んだ後、アルバイトをしていたアパレル企業に就職して留学資金を貯め、1年間のアメリカ留学を経験しました。
帰国後IT関係の会社に就職し、ゲーム関連の部署でバナー作成をメインにWebデザイナーの基礎を学びました。
その後、自分で事業を興したいと女子3人で起業します。インバウンド向けに商品企画や委託販売をする会社で、銀座東急プラザに出店もしました。卸、コンサル、ノベルティ販売なども行い、独学でマーケのいろはを学んでいったんです。女性だけでビジネスをしていく厳しさも感じました。インバウンド事業の会社だったので、従業員もグローバルでとても刺激的な5年間を過ごしました。
そこからは立ち上がったばかりのベンチャー企業でマーケティングや広報、営業の仕事をします。当時のクライアントさんから引き抜きを受け、転職先ではマーケティング戦略部、広報、経営戦略室を経験。SNSマーケティング戦略、広報、投資家向けセミナー資料作成から月間100万PVクラスのWebメディア記事監修まで幅広く業務に携わりました。
2020年に独立、海外移住し、今に至ります。
ーお仕事の節目節目で新しいスキルをキャッチアップされている印象ですが、具体的にはどのようにされていますか?
仕事をしながら、勉強をして試行錯誤していった感じですね。誰かに教えてもらうというよりは、自分で検索して、試して、知見をためていくというスタイルです。留学後に就職した会社でも、バナー作成のノウハウは完全に独学でした。
ソーシャルメディアもここ数年で分野ができた形ですし、一口にSNSマーケティングと言ってもクライアントさんの扱う商品やサービスによって私たちが扱うテーマやターゲットも大きく変わってきます。そこは施策を実行しながら、その都度数字を見て対応していくようにしています。
ただ、ネットや本にはない情報や知見がマーケティングには多いとも感じています。困った時に聞ける人がいないと思い、2021年に入ってからWebマーケのオンラインスクールを受講し基本を身に付け直しました。
ーでは、現在の事業内容とこれまでの実績を教えてください。
Webマーケティング全般、特にSNSマーケティングをやっています。肩書きとしてはWebマーケターか、コンテンツクリエイターでしょうか。広告中心にバナー制作も行っています。
ーキャリーミー経由の案件はどんな内容ですか?
現在は1社稼働中ですが、2021年7月までは3社担当させて頂きました。
その1社はキャリーミーから最初に頂いた案件で、約1年稼働しています。Facebook・Twitter・インスタグラムの運用・集客の担当です。
このクライアントさんとのお仕事で、私のSNSマーケティングの知見が確立した手応えを感じています。
どういう投稿がオーディエンスに反応が良いのか分析と実行を繰り返して、成果を出してきました。アサイン当時に比べると、フォロワーは3倍以上、投稿の保存が13倍まで伸長。芸能人の方も複数リアクションしてくれるという経験もでき、大きな学びでしたね
過去には、稼働先のマーケティング担当者向けワークショップを3回実施するという業務を頂いたり、SNSマーケティングとWebデザインのお仕事を頂いていました。
独立のきっかけ、キャリーミー活用のメリット
ー独立したきっかけは何ですか?
きっかけは、当時所属していた会社がコロナ禍により人員調整を始めたことです。ちょうどその前からスイスへの移住を検討していたので、思い切って独立しました。もともと、若い頃から独立したいと思っていて、9時~5時まで出勤で定年まで働くのは性に合わないと感じていましたし。
海外では自由に働いている人が多く、本業の他に仕事を持っている人や何らかの活動を行っている友人が私の周りにもたくさんいます。私も安定的な就職よりは自由に働きたい気持ちが強まり、独立を決断しました。
キャリーミーは「フルリモート マーケティング 仕事」で検索してヒットし、登録しました。フルリモートワークは集中しやすいですし、結果さえ出せば全く問題がない働き方だと感じているためです。
ー海外で生活しながら、日本のクライアントさんで稼働されています。気を付けていることはありますか?
コミュニケーションを取ることですね。クライアントさんも非常にフランクで、グローバルな組織で海外生活の経験のある人も多く、理解がある環境なので助かっています。
具体的には、Slackで近況を伝え合っています。例えば「スイスは夏ですがもう10℃台で寒いです」とか。時にはオンラインでランチをすることもあります。私は朝食なんですが(笑)。
あとは時間の使い方です。私が稼働するスイスの朝6時は日本時間では13時なので、朝6時から12時まではクライアントさんとのMTGをメインに行っています。
スイスのお昼12時は日本では退勤時間にあたり、チャットもほとんど来なくなります。そこで、12時から15時までは制作に集中しています。この時間に制作したクリエイティブを上長に稼働終了前に送信しておいて、私が翌日稼働する前の時間に確認してもらいます。
このルーティンによって、朝型でメリハリの持った生活ができていますね。
ーキャリーミーを活用するメリットは何だとお考えですか?
案件のクオリティが高いと思っています。特に、報酬が他と比べて高いのが嬉しいですね。
また、求人だけで業務内容・稼働時間・報酬の目安が分かるので、実際の自分の生活を想像して応募するかジャッジできるのもありがたいです。
ーフリーランスとしてお仕事をするにあたってのお勧めツールを教えてください。
Slack、CWなどチャットツールはマストです。あとは、Googleのツールを使えるようになると業務効率化が進みます。
例えば、Google Jamboard。これは、オンライン上で付箋をはるツールで、非常に便利です。プレゼン、ディスカッション、ブレインストーミングにもオススメですね。
キャリーミー取材班が見たA.Tさんの活躍ポイント
・戦略からクリエイティブまで依頼できるSNSマーケター
マーケティングの知見を持ちながら、バナー制作実務まで可能。分析の上立案した戦略を一気通貫でクリエイティブまで落とし込めるのがA.T.さんの強みです。
・スキルのキャッチアップ力、アップデート力
A.T.さんはスキルを自らキャッチアップし、実務によってアップデートしていく力が高いマーケターです。求められた目標を日々のタスクに切り分け、PDCAを回す力があるので、分析をした上で実行・修正ができ、クライアントの課題解決に繋げられます。
この記事を書いた人
- 渡部 梓
大学卒業後アパレルメーカーで販売、ディストリビューター(在庫管理、換金計画策定等)、店舗支援を担当する。結婚退職後、転居し地方公務員へ。個人住民税課税業務に従事。第一子育休中に再転居により公務員を辞し、無職での保活と子連れの再就職活動を経験する。その後アパレルメーカーでのディストリビューター業務の傍らCARRY ME経由でライティング活動を開始。現在は某企業の社内広報業務を行いながらCARRY MEにてライティング関係の業務委託案件を請け負うパラレルキャリア実践者。プライベートでは二児の母。