採用を成功させる!欲しい人材を採用するために必ずやっておくべき「なみし」とは?
初めまして!CARRY ME国家資格キャリアコンサルタントの横道と申します。今回は大手人材会社で求人広告の営業をしていた経験をもとに、「採用を成功させるため、欲しい人材を採用するための方法」を実際の経験談を元にご紹介します。
「な・み・し」って何?
まず初めにこの「な・み・し」聞いたことはあるでしょうか。
聞いたことがある人はピンと来ると思いますが、初めて聞いた人はなんのことかさっぱりだと思います。自分も最初は「なんだこの言葉!?」と何のことかさっぱりわかりませんでした。笑
ただこの「な・み・し」求人募集の際、また採用成功のためにはとても大事な言葉なんです!!
求人を出してみて、応募は来るけど、「思っていた人物像と違う。。」「面接にそもそも来ない。。」「ターゲット違う人を多く面接していて時間がもったいない。。」なんて経験をされたことがある採用担当の方がほとんどではないでしょうか。
そんな悩みも解決してくれる「な・み・し」。ひとつ一つ具体的な例を出して紹介していきます!
究極の1応募1面接1採用とは??
最初はな・み・しの『な』です。
この『な』は『名指し』のことを指しています。
どういうことかというと、「自社が採用したい人に向けて求人を書いているか」ということなんです。
今まで数多く採用をされてきたことがある方なら当たり前に思うかもしれませんが、意外とこの「名指し」ができていない求人が多くあるんです。
求職者自身がその求人内容を見て、
「あ!これは自分に対して書かれている内容だな。」
「ここに書かれている内容は今の自分だ」
という風に、自分に向けてのメッセージと思ってもらえるかが大事なポイントになってくるのです。
過去の実際の例をここで紹介したいと思います。
ある企業の営業職の採用をお手伝いした時のエピソードです。
そこの企業はまだスタートしたばかりの企業で「来るもの拒まず」という感じで今までに何度か求人をだして失敗していました。
何に失敗しているかを聞いてみると「応募者の質が悪い」というのがほとんどの理由でした。そもそも来るもの拒まずで「誰でもOK状態」であったので、仕方がないことだとは思います。
そこで改めて、
・どんな人と一緒に働きたいか
・1年後3年後5年後を見たときに会社としてどうなっていたいか
などをヒアリングし、本当に希望とするターゲットを定めました。
その結果、
■経験知識は問わないから今後キャリアアップをしていく意欲がある方
■新卒3年以内に退職をして将来に不安を感じている方
■スタートアップ企業で1から会社と共に成長していきたいと考えている方
などが大枠として決まりました。
さらに、そこから人物像など細かいターゲット選定をしていきました。
「そこまでターゲットを絞りすぎたら応募数が減ってしまうのではないか?」
と心配になられた方もいるのではないでしょうか。
確かにターゲットを絞りすぎてしまうと、対象となる母数が減り結果的に応募数は減ってしまうかもしれません。しかし、たとえ応募数が少なくても応募者のひとりが希望通りの方であればどうでしょうか。
ターゲットを広げてなるべく応募数を増やしてその中から良い方を見つけていく。このようなやり方ももちろんアリだとは思います。
ただその方法では、応募対応や面接対応など採用担当者の負担が増えるのは目に見えています。
求職者は数多くある”似たような求人”の中から仕事を探しています。
そのため、少しでも
「あ!この企業は自分に向けた内容だな」
「ここの企業であれば自分でもやっていけるかも」
と応募前の段階で思ってもらうことが大切です。
そうすることで、応募者の質は上がり、『究極の1応募1面接1採用』が実現していくのです。
先ほどの例に出てきた企業様は結果3応募2面接2採用という結果で求人を終了致しました。
魅力は日常のリアルな部分から。魅力は0からでも作れる!
2番目はな・み・しの『み』です。この『み』は『魅力』を指しています。
この部分に関しては、ほとんどの企業が求人に書いていることと思います。
「自社の魅力は何か」
「自社ならではの強みはどこにあるのか」
など苦労して書き出したという経験があるのではないでしょうか。
私は、お客様に対して無理に飾ろうとしなくて、日常の中でうちのここがいいなーなど小さいところをいくつか書き出していただくようにしていました。
出来れば担当の方だけではなく、実際に働いている社員さん、スタッフさんの方にも協力頂いて企業の日常のリアルな部分を書きだすのがベストです。
これまでヒアリングした中には、
「休憩時間の至る所で笑い声が聞こえる」
「社長が毎日お菓子を振舞ってくれる」
「新卒のアイデアを実現できる社風」
などいろいろな魅力がありました。
弊社の魅力とは、、、と固く難しく考えたりせず、日常の中で、小さくても自分がイイと感じる部分がそのまま魅力になり得るのです。
大切なのは、『飾ろうとせずに、日常のリアルな部分をさらけ出すこと』。
それでもうちには「他社にアピールできるほどの魅力なんてないよ」という場合でも、魅力というものはこれから作っていけるものです。
「うちの会社にはこれだけたくさんの魅力がある!」と自慢できるくらいになれば、それがそのまま求職者にとって、その会社で働きたい理由になります。是非今から身近な日常を振り返り魅力を見つけてみてください。
〇〇をしないとどんなに良い魅力も半減?
最後にな・み・しの『し』です。この『し』は『証拠』を指しています。
ここの部分が多くの求人に欠けている部分だと思います。
前項の魅力をどれだけ書いていたとしてもその証拠がなければ信憑性が薄れてくるはずです。
下記2つの例をみてみましょう。
「弊社は、残業が少なく、休みも年間で130日もある優良企業です!」
「弊社の20代の社員は週の平均残業時間が10時間弱で仕事終わりや土日祝にジムに週3回は行っています。また有給も活用し年間に4回は海外旅行にも行っているため仕事とプライベートのオンオフがしっかりある会社です」
2つ目のほうが、具体的な証拠があるほうが断然説得力が増しますし、何より実際に働いている社員さんの働き方までもがここの情報からわかるのも求職者にとっては魅力的ではないでしょうか。
また具体的な内容に加えて実際の社員の方の写真も同時に載せることができるならさらに効果は高いと思います。仕事の写真でもいいですし、プライベートの写真でもいいと思います。
過去の具体的な例としては、『有給休暇取得率9割!』という魅力のある企業を担当していた時に、「これ本当かな?」と求職者目線に立って、できるだけ多くの社員の方にヒアリングをしたこともありました。「有給休暇は何に使っていますか」という質問で具体的な有給の活用法を聞きだし、そのままかける範囲で求人に書きだすのです。
どんなに良い魅力であってもその魅力を裏付ける根拠・証拠がないと魅力も半減してしまいます。今後は自社の魅力をリアルな証拠を元に自慢するかのように打ち出してみてはいかがでしょうか。
是非みなさまも今日から「なみし」を使って採用者のターゲティング、自社の魅力、その魅力を最大化させる証拠を社員皆様と一緒に考えていってみてください!少しでもこの記事からヒントを得て皆様の採用活動の参考にしていただければと思います。
企業・採用担当者の
みなさまへ
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この記事を書いた人
- 横道弘志
- 新卒でディップ株式会社に入社後、業界規模問わず主にアルバイト、中途採用の支援を通して採用面からクライエントの経営をサポート。3年目には首都圏約250名中4半期単位で成績上位5位に入りVPを受賞。3年間採用コンサルタントとして従事。 在職中に国家資格キャリアコンサルタントに合格。現在は、スポーツマーケティングの会社を経て人材教育研修の会社にて、営業、講師、アドバイザー職として自身もパラレルキャリアを実践中。 プライベートではサッカー観戦(セレッソ大阪のサポーター)とフットサル、ジム(週2〜3日)ゴルフとスポーツ三昧。