業務委託の避けるべきトラブル事例5選

業務委託の避けるべきトラブル事例5選!契約上の注意点を徹底解説

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業務委託契約の最大のメリットは、専門性の活用です。
委託先はその業務において豊富な経験や専門知識を持っており、高い品質で業務を遂行することが期待できます。

■ 専門の知見が社内にない
■ 経験者を採用するにはコストが高すぎる/応募が集まらない
■ 雇用のリスクを感じる(ミスマッチが起きても解雇が難しいなど)

といった課題を抱える企業にとっては、有効な解決方法の一つであることは間違いありません。

一方で、業務委託には注意が必要な落とし穴やトラブルが存在することも事実です。
適切な対策を講じずに進められた業務委託は、企業に深刻な影響を及ぼす可能性も。
この記事では、業務委託契約でよく見られるトラブル事例と、それらを回避するための注意点・対策について詳しく解説します。
リスクについて知識をつけ、正しく対策を行うことで、業務委託契約を上手に活用できるようになりましょう。

業務委託契約とは?

業務委託契約とは、企業が特定の業務を外部の委託先に委託する契約の形態です。
企業が自社で行うべき業務を、専門的な知識や経験を持つ委託先に委託することで、効率的かつ効果的に業務を遂行することが可能になります。

業務委託契約では、契約書に業務範囲や期間、報酬、品質基準、機密保持などの詳細が契約書において明確に定められています。

委託先は独立した立場にあり、自己の裁量で業務を遂行するため、業務の具体的な実施方法やスケジュールは委託先自身が決めることができます。

企業の指示や管理下で業務を遂行し、労働基準法などに基づく労働条件や報酬が定められている正社員や契約社員とは大きく異なります。

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業務委託契約のメリット&デメリット

業務委託契約には、企業にとってのメリットとデメリットが存在します。
以下で詳しく解説していきます。

メリット①専門知識やスキルの活用

業務委託先は、特定の業務において豊富な経験や専門知識を有しています。
企業は委託先の専門性を活かすことで、高品質な業務遂行が期待できるでしょう。

例えば、マーケティング業務を専門とする委託先に委託すれば、市場調査や広告施策などに関して専門的な知見を得ることができます。
特に、マーケティング領域を中心にプロ人材を多く抱えるキャリーミーには、実務から戦略までまるっとおまかせできる専門家が多く在籍しています。

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メリット②業務効率の向上

業務委託によって、専門性の高い業務を遂行できるようになります。
委託先は特定の業務において熟練度が高く、効率的な手法やノウハウを持っているため、業務の効率化や品質の向上が期待できます。

例えば、IT開発業務を外部のプロ人材に委託すれば、社内では対応できなかった最新の技術や開発手法を活用して効率的なシステム構築が可能です。

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メリット③大幅なコスト削減

業務委託は必要な時にのみ、成果物の対価として報酬を支払うため、企業は人件費や設備投資などのコストを削減できます。
結果的に、自社で業務を行う場合に比べて費用対効果が高くなるということです。

また、委託先が効率的な業務遂行を行うことで、自社メンバーの生産性向上や無駄の削減にもつながることがあります。

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メリット④柔軟性の確保

業務委託により、企業は一時的な需要変動やプロジェクトの拡大に柔軟に対応できます。
必要に応じて委託先の人員やリソースを迅速に調整することができるため、人材や設備の余剰負担を回避することができます。

特に、季節的な需要の変動や新規事業の立ち上げなど、一時的な業務ニーズに対して効果的です。

デメリット①コントロールができない

業務委託により、一部の業務において企業側がコントロールできなくなる可能性があります。
委託先が業務を担当するため、企業は直接的な指示や管理が難しくなる場合があるためです。

委託先が約束した業務を適切に履行しない場合、企業の信頼性や評判に影響を及ぼすリスクが生じます。
そのような事態を避けるには、委託先の選定や契約書の明確化、定期的な報告やミーティングなど、コミュニケーションなどのマネジメント体制の整備が重要になってきます。

もしくは上記のようなトラブルがあった際に、代替人材をアサインしてもらえるエージェントを通して契約するという方法も良いでしょう。

デメリット②情報漏洩のリスクがある

業務委託には機密情報が関与する場合があり、情報漏洩のリスクが生じます。
委託先が企業の機密情報にアクセスすることになるため、情報管理の注意が必要です。

そのため、信頼のおける委託先の選定やセキュリティ対策の徹底が求められます。
また、契約書に機密保持条項を明確に定めることで、情報漏洩リスクを低減することができます。

デメリット③コスト管理が難しい

業務委託契約では、委託先に支払う費用が発生しますが、適切な見積もりを行うことが難しい場合があります。
業務の内容や規模、期間などによって費用が変動するため、正確な見積もりを行うことが困難であり、予算管理に影響を与えることも。

また、契約の変更や業務の追加要件が生じた場合、追加費用が発生することがあります。
業務委託契約では、変更に伴う費用増加や追加の請求方法が明確に定められていない場合、追加費用の予測や管理が難しくなるためです。

他にも、委託先が実際にどのようなコストを負担しているかや、費用の内訳を把握できない場合は、コスト管理がさらに難しくなってきます。

具体例として、このようなケースが挙げられます。

■ 委託先の請求書や報告の内容が不十分
■ 費用の明細が十分に開示されない

上記の場合、委託先への支払いの正当性やコストの妥当性を判断することが困難です。

こういったリスクを避けるために、業務の範囲や報酬について、委託先と入念に合意を得ることで、費用の予測や管理がしやすくなります。

また、追加費用や変更に伴う費用増加に関するルールについても事前に明確に定め、適切な手続きや合意を進めることで、予算管理を円滑に進めることができます。

そして、委託先から提供される請求書や報告書に対して、十分な確認を行い、費用の内訳や明細を把握しましょう。
必要に応じて、委託先との調整や追加の情報を求めることも重要です。

業務委託契約は企業のさらなる事業拡大を実現するために必要ですが、適切な管理を行いながら、リスクを最小化するための対策をとることが大切です。

例えば、以下のような対策を適切に実施することで、業務委託を上手に活用することができます。

■ 委託先の選定や契約書の明確化
■ 円滑なコミュニケーション
■ 情報管理の徹底など

業務委託契約でよくあるトラブル事例5選とその対策

業務委託契約においては、以下のようなトラブル事例がよく見られます。
これらの事例を理解し、事前に対策をとって重大なトラブルは未然に防ぎましょう。

1. 品質不良や遅延

委託先が業務の品質基準や納期を満たさない場合に、企業の業務に深刻な影響がでることがあります。
例えば、ソフトウェア開発の委託先がバグやエラーを多く含んだ成果物を提供したり、取引相手のWEBライターが記事作成の納期を守れなかったりするケースなどです。

これにより、プロジェクトの遅延や品質の低下が生じ、企業の信頼性や利益に悪影響を与える可能性が出てきます。

▼対策▼
企業は業務委託先の専門性やスキルレベルにマッチした業務を依頼することが重要です。
業務開始前に業務にかかる工数とスケジュールをすり合わせ、品質管理や進捗管理を適切に行い、委託先のパフォーマンスを定期的に評価しましょう。

2. 委託先の不履行

委託先が経営破綻や倒産などによって稼働が困難になった場合、委託先の不履行につながってしまいます。つまり、業務の継続性に問題が生じるケースです。
特に、特定の委託先に業務を依存している場合、その委託先がトラブルや倒産などのリスクに直面した際に、企業の業務に重大な影響を与える可能性も出てきます。

▼対策▼
企業は委託先の財務状況や信頼性を事前に調査し、リスクを最小限に抑える対策をとる必要があります。
例えば、信頼性の高い委託先との契約や複数の委託先とのリスク分散、必要な場合の代替手段の確保などが考えられるでしょう。
このようなトラブル時に代替人材の紹介などを対応しているエージェントを利用しておくとより安心です。
また、契約書には委託先の倒産時の対応策や契約解除の条件を明記しておくことも重要です。

3. コミュニケーション不足

委託先とのコミュニケーションが不十分だと、業務の進行状況や要件の変更が円滑に行えません。
例えば、委託先が要件を正しく理解せず、期待する成果物を提供できなかったり、進捗状況を適切に報告しなかったりする場合があります。

▼対策▼
コミュニケーション強化のためには、普段のチャットでのやり取りに加えて、定期的な報告やミーティングなど、進捗確認の仕組みを設けることが重要です。
また、委託先との関係を信頼と協力に基づくものにするため、適切なコミュニケーションスキルを持った担当者を配置することも効果的です。

4. 機密情報の漏洩

委託先が機密情報を適切に管理しない場合、情報漏洩のリスクが生じます。
例えば、委託先が企業の顧客情報や特許技術などの機密情報を不正に利用したり、第三者に漏洩させたりする可能性です。
情報漏洩は企業の信頼を損ない、法的な問題や経済的な損失を引き起こす恐れも。

▼対策▼
契約書で機密情報の取り扱いやセキュリティ対策を明確に定め、委託先には情報管理の規約を遵守するよう求めましょう。

また、機密情報の適切な共有やアクセス制限、監視体制の整備など、情報漏洩防止策を徹底することが重要です。

5. 支払いの問題

委託契約において報酬の金額や支払い条件が不明瞭な場合、委託先との間で意見の食い違いが生じる可能性があります。
報酬の算定方法や支払いスケジュール、および報酬に関する詳細な情報を契約書に明示して、双方が納得する形で契約を進めることが重要です。

具体例を挙げると、報酬の請求書や明細が、実績や契約内容と一致しないトラブルが少なくありません。
これにより、支払いの遅延や不正確な支払いが生じるケースがあります。

▼対策▼
正確な請求書の作成と報酬明細の詳細なチェックが重要です。
請求書や報酬明細は契約書の内容と整合性が取れるように作成し、委託先との間で確認作業を行うことで請求の不一致を防ぐことができます。

これらのトラブル事例に対処するためには、企業が適切な管理体制を確立し、委託先のパフォーマンスを常にチェックすることが必要です。
特に委託先の選定プロセスには細心の注意を払い、信頼性や実績面を評価するための情報収集を入念に行いましょう。

また、契約書の明確化や適切な報告体制の確立、情報管理の強化など、リスクを最小化するための対策を実施することも重要です。

もし上記のようなトラブルが心配な場合は、実績あるエージェントに相談するのも一つの戦略です。
キャリーミーでは、プロ人材の推薦から業務内容・条件面の調整、契約書作成、支払いと報酬の処理まで、業務委託契約を幅広くサポートしています。手厚いフォロー体制があるから、もしものトラブルの際も安心です。

業務委託契約でのトラブルを避けるための注意点・対策方法

業務委託契約でのトラブルを避けるための注意点としては、以下6つの対策を行うことが重要です。

1. 信頼性の高い外部プロ人材の選定

まず、信頼性の高い委託先を選ぶことが成功の鍵です。
実績や評判を調べるために、過去の取引実績や顧客の評価を参考にしましょう。

また、業務内容に適した専門性やスキルを持った委託先を選定することも重要です。
信頼できるパートナーシップを築くためにも、慎重な選定プロセスを踏むようにしましょう。

「自社で優秀な人材を見極めるのが難しい…」という場合は、エージェントに相談してみるのも一つの手です。

キャリーミーでは10,000名以上の優秀なプロ人材が登録しており、施策別に人材を探すことができます。紹介する人材はキャリーミーが面談を行いスキルや実績をスクリーニングしているため、ミスマッチのリスクも最小限に抑えることが可能です。

2. 業務委託契約書の明確化

契約書の明確化は、業務委託契約において重要です。
契約書には以下の項目を明確に記載しましょう。

■ 業務範囲
■ 契約期間
■ 報酬体系
■ 品質基準
■ 機密保持など

また、業務変更や契約解除に関する条件も明確化しておくことが重要です。
契約書は双方の合意を明確にし、トラブルや誤解を防ぐために不可欠なものです。

関連記事:【無料テンプレあり】業務委託個別契約書とは?基本契約書との違いや作成時の注意点を徹底解説

3. コミュニケーション強化

コミュニケーションは業務委託契約において、とても重要な要素です。
委託先とのコミュニケーションを密にし、業務の進捗状況や品質を適切に管理しましょう。

普段のチャットでのやり取りはもちろん、定期的にミーティングの場を設けて、進捗状況や課題を共有し、問題を早期に把握し相互に協力して解決することが重要です。

また、委託先との関係を信頼と協力に基づくものにするため、双方の意見や要望をしっかりと尊重し、適切なフィードバックを行うよう心がけましょう。

4. リスクマネジメント

委託先の倒産や情報漏洩などのリスクに備えるために、リスク管理策を立てましょう。
せっかく業務委託契約を締結しても、契約が不履行になってしまえば、元も子もありません。

委託先を選定する際には、相手の財務状況や信頼性などを事前に調査し、リスクを最小限に抑える対策をとる必要があります。
また、機密情報の適切な管理やセキュリティ対策の強化、必要に応じたバックアップ体制の構築なども重要です。

5. 契約の柔軟性

将来的な変更や契約解除の際に柔軟に対応できる契約条件を設定しましょう。
業務の変更や委託先の交代が必要な場合に、スムーズに対応できるようにすることが重要です。

柔軟性を持たせるためには、契約書に変更や解除に関する条件を明示し、双方の合意を得る必要があります。

6. 継続的な評価と改善

継続的な評価と改善とは、業務委託契約の実施後に行われるプロセスです。
業務委託先の実績や成果を評価し、問題点や改善点を特定して次回の契約や業務の品質向上に生かす取り組みです。

まずは、以下のような項目を基準に、委託先の業務成果や達成度を定量的・定性的な指標で評価しましょう。

■ 業績レポート
■ 成果物の品質評価
■ KPIの達成状況

そして、以下のような流れで継続的な改善(評価)を行っていきます。

【1】 契約期間中のパフォーマンス評価の結果から、委託業務における問題点や改善が必要な領域を特定します。

【2】 特定した問題点の裏にある原因を分析します。

業務プロセス、コミュニケーション手段、リソースの不足など、様々な要素が問題の原因となっている可能性があります。
原因分析を通じて、根本的な問題点を把握しましょう。

【3】 問題点とその原因を把握した後は、改善策を検討します。

具体的な対策や修正案を立案し、業務の品質向上や効率化を図るための方法を話し合います。
例えば、委託先との協力やコミュニケーション強化、プロセスの見直しや改善、必要なトレーニングやサポートの提供などが挙げられるでしょう。

【4】 その後、改善策を実際に実施し、その効果を評価します。

改善策の実施後、業務のパフォーマンスや品質、コミュニケーションの改善度などをモニタリングし、改善の効果を確認します。
改善のプロセスを振り返り、業務委託の運用における反省点や学びを相互に共有しましょう。

なお、過去の経験を次回の契約や業務に生かすためにも、フィードバックループを自社で確立することが重要です。

まとめると、継続的な評価と改善は、業務委託契約において品質向上や効率化を図り、より良い成果を得るために欠かせないプロセスです。
問題点の早期発見や改善策の迅速な実施により、業務の品質や委託先との関係性を強化し、持続的な成功を実現することができます。

以上の対策を行うことによって、業務委託契約におけるトラブルを最小限に抑えることができます。
定期的な契約の見直しや関係構築にも積極的に取り組み、良好なパートナーシップを築くことが成功への道です!

まとめ:業務委託契約の注意点を事前に把握して、よくあるトラブル事例を回避しよう

業務委託契約は、企業の効率的な事業拡大・存続にとって重要です。一方で、上述したように避けるべきトラブル事例や契約上の注意点も多くあります。

適切な管理と対策を行うことによって、多くのメリットを享受することができます。

ぜひ本記事を参考にして、業務委託契約を有効に活用し、企業の成果を最大化させましょう!

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この記事を書いた人

mitsumori
加来 涼太

3度の事業立ち上げを経験し、これまで2度事業売却した連続起業家。 フリーのプロ人材としても、数社で活躍する現役のWEBマーケター。


2014年、高校3年時にフィリピン留学したことを機に、大学在学中に留学代理店事業を立ち上げ学生起業を経験。WEBマーケティングを独学と実践で学び、WEB経由での集客活動を仕組み化し、同事業を約4年間運営した後に事業売却。新卒後は、海外にある日系ITスタートアップの新規事業プロジェクトに約半年間参画。


2019年、自社ITサービスの開発・WEBメディアの運営事業等を行う株式会社ツーベイスを創業。サイトM&Aプラットフォームサービスの運営開始から約1年後に、自身2度目の事業売却を行う。1年間の運営期間で審査した対象サイトは約200件に及ぶ。現在は、月間最大100万PV越えのWEBメディアを運営したり、留学関連の新規事業立ち上げに従事。過去に立ち上げた累計のサイト数は10を超える。


2023年、自身の会社を経営しながら、これまでの経験を活かし、フリーのSEOディレクター等としても数社で活動している。主な実績:約1年間/週1程度の稼働で、事業会社が運営するサイトへのオーガニックトラフィック数を月間約20万増やし、昨対比で約200%増を達成。同サイトの月間トラフィック価値30,000$以上の向上も実現。

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