マーケティングは、内製化 vs 外注?キャリーミーが実践したコスパ最強のマーケティングチームづくりを公開!
2019/9/14
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目次
マーケティングは外注すべきか?内製化すべきか?
マーケティングとは、顧客(見込み客)に自社の商品・サービスを広める活動全般を指し、どんなサービスや商品を取り扱う企業であっても必要不可欠なものです。
また、マーケティングと一言でいっても、SEO、広告、SNS、オウンドメディアなど様々な施策があり、施策の高度化・多様化が進んでいます。
それぞれのマーケティング施策を実施するにあたり、自社で人を採用し内製化するべきか、それとも代理店などに外注するべきか、悩ましいところです。
まず、マーケティング内製化・外注のメリット・デメリットを見てみましょう。
マーケティングの「内製化」と「外注」は一概にどちらが良いというわけではなく、上記のようなメリット・デメリットを理解し、使い分けることが重要になります。
マーケティングの外注と内製化の良いどこどり!コスパ最強・第3の選択肢とは?
内製化と外注の違いについてお話しましたが、今回は、あえて第3の新しい選択肢を提案したいと思います。
それは、マーケティングのプロ人材を『必要な時に、必要なボリュームで採用する』という方法です。
キャリーミーでは、この方法を創業当初からフル活用し、その結果、
- “広告費ゼロ”でSEO中心にプロ人材の登録者数5,000人を達成(2019年8月の月間登録者数は235名で記録更新)
- SNSとメルマガのみで初の自社イベント80名の集客に成功(広告なし)
- 資金調達後にPRのプロを採用し、1ヶ月で日経新聞、日経産業新聞など4つのメディアで掲載
などを実現することができました。
赤字の状況から黒字化を達成し、7月にはシリーズAラウンドとして1.3億円の資金調達ができたのも、各施策のプロをピンポイントで採用し、人件費を固定費ではなく変動費化することでコストを抑えられる、このチーム作りが大きな要因となっています。
『マーケティングのプロ人材を業務委託で採用する』という方法は、ちょうど「内製化」と「外注」の中間的なの選択肢であり、それぞれのメリットをいいとこどりができる方法だと思っています。
参考記事:マーケティングはプロに外注した方が良い?メリットや費用相場を徹底解説【事例あり】
多様化・高度化するマーケティング施策を外注すべき?マーケティングのプロを業務委託で採用し、内製化するという方法
マーケティング施策と一言でいっても、高度化・多様化していて、弊社に登録している1000名以上のマーケティングのプロ人材であっても、すべての施策を理解し、運用できるという人はいません。
このようにマーケティングの施策が多様化・高度化が進む中で、企業として重要なことは、
① 目的(会員登録数の増加、お問い合わせの増加など)
② 対象とするユーザー(toC向け、toB向け、男性・女性など)
③ 事業のフェーズ
の3点をふまえて、多様化する施策の中から自社と相性が良いであろう施策にあたりをつけ、PDCAを徹底的に回していくことです。
正直なところ、何が当たるかはやってみなくてはわかりません。そのため、いきなり一つの施策に大きな予算を投じるのではなく、小さく色々な施策を試してみて、「これはいける!」と思ったものに注力していける柔軟性を持つことが大切です。
その際、SEO、SNS、広告運用、PRなど各施策ごとにプロに実務をお願いできれば理想的ですが、施策ごとに正社員を採用したり、代理店に外注していると、あっという間に予算オーバーになってしまいます。
そこで、第3の選択肢である『マーケティングのプロ人材を必要な時に、必要な分量で採用する』という方法が有力な選択肢になってくるのです。
参考記事:頻出マーケティング用語55選!担当者は絶対に知っておきたい重要語を徹底解説
マーケティングを外注ではなく、正社員ゼロ・業務委託のプロ人材のみで内製化を実現したキャリーミーの方法とは
キャリーミーでは、マーケティング領域を中心としたプロ人材と企業を業務委託契約でマッチングする人材を展開しており、実際に自社でも、5年前までマーケティングチームの正社員はゼロ、すべて業務委託のプロ人材で構成してきました。
事業のフェーズごとの課題に合わせて、次の順番で採用しています。
フェーズⅠ 課題:サービスサイトの立ち上げ、プロ人材の集客
①CMO(筆者)
創業時からキャリーミーに参画し、サイトの立ち上げ、ディレクション、SEO対策を中心にマーケティング全般を担当。
②Webデザイナーのプロをリモートで採用
筆者が前職で一緒に仕事をしてたデザイナーさん。関西在住のママなので、対面では会わずにすべてオンライン上でのやり取りで、サイトの立ち上げまで担当。
フェーズⅡ 課題:認知度アップ・ブランディング
③オウンドメディア立ち上げのプロを採用
chatworkやmisocaでオウンドメディアの立ち上げなどの実績を持つ50代男性。エンジニアサイドの理解もあり、プロ採用の立ち上げや運用面でサポート。
④Twitter運用・イベント集客のプロを採用
スタートアップの役員として活躍中の20代男性。Twitterを中心に大手含む100以上のSNSアカウント運営実績あり。キャリーミーでは、Twitter運用やイベント集客を担当。
参考記事:コンテンツマーケティングを外注委託するメリットは?基本の流れや代行先の失敗しない選び方を徹底解説!
フェーズⅢ 課題:法人集客
⑤マーケ施策バランス型のプロを採用
リクルートでPMを経験しているママ。バランス型でGAの分析や法人集客のアドバイスを中心に月1でミーティングで改善案を提案。
⑥編集・Facebook運用を採用
未経験のライターとして採用しましたが、ポテンシャルが高かったので、編集業務やFacebook運用もお願いすることに。
このようにCMOの私も含めて、マーケティングチームメンバー全員が業務委託であることが最大の特徴です。
創業時は代表の大澤と私の二人でしたが、現在は約20名のメンバーがおりますが、すべての部署を入れても代表以外の正社員は2名のみです。 (2019年8月時点)
また直近では、代表がアクセルをふむフェーズになったと判断し、資金調達決定と同時に、PRのプロと広告運用のプロも採用しました。(もちろん、この2名も業務委託契約!)
私自身は、創業メンバー兼CMOとして、マーケティング全体を見る立場ですが、自分の経験外の施策についてはわからないことがたくさんあります。
そんなとき、各施策のプロに実務を担当してもらいながら、アドバイスをいただけるのは本当に心強く、ワクワクします。
一般的に「業務委託=外注」と考えられるケースが多いですが、キャリーミーの場合は、チームの一員として活躍していただいているという認識です。
業務委託でプロ人材を採用すると、
- 各施策のプロにアドバイスだけでなく、実務をお願いできる
- 広告運用やSEOなど週5不要な業務においてピンポイントで採用し、コストを削減できる(月額の業務委託費は20〜40万円程度が相場)
- ノウハウを自社に蓄積できる(社員の育成も可能)
- マーケティングを本業とするプロとして活躍しているので、他社事例などアドバイスしてもらえる
- 施策を6ヶ月、1年ごとにフェースにあわせて切り替えることが可能(業務委託契約なので施策が合わなければ契約を更新しないという形をとれる)
などのメリットが挙げられます。
優秀なマーケティング人材を正社員で採用しようとすれば、年収600-1500万円くらい必要です。しかし、知名度のない企業やスタートアップがそのような人材を採用することは極めて難しいです。
企業としては正社員採用のようなリスクを抱えず、結果的に優秀な人材に実務をお願いしながら、マーケティングの内製化を実現することができるわけです。
キャリーミーも創業当時は、まさにヒトモノカネがないないづくしでしたので、この第3の選択肢によって、これまで事業を成長することができたと言っても過言ではありません。
- マーケティングの人材の採用がうまくいっていない
- 代理店に依頼してきたが、思うような成果が上がらなかった
- 自社に合うマーケティング施策がわからない
などのお悩みを持つ経営者やマーケティング担当者の方は、ぜひこの第3の選択肢を検討することをおすすめしたいと思います。
※マーケティングのプロ人材活用の無料相談もお気軽に受け付けておりますので、どんな人材が登録しているかを知りたいという方はお気軽にお問い合わせください。
キャリーミーはマーケティング・広報領域を中心にプロ人材を紹介しています!
- 中途採用では出会えない優秀な人材が自社のメンバーに!
- 戦略から実務まで対応、社員の育成など業務内容を柔軟に相談!
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この記事を書いた人
- 毛利 優子
キャリーミー取締役CMO。大学在学中に長男を出産し、人生初の就職活動と子育てを同時進行する。大手監査法人で140カ国が参加する人事イベントで日本エリアのPMを担当。その後、3人の子育てをしながらITのベンチャー企業へ転職。ワーキングマザーを応援する『働くママプラス』というサイトの立ち上げを担当。コンテンツ企画、SEO、ライティングを担当し、10万PVのサイトに成長させ、収益化に成功、MIP,MVP受賞。その後起業し、「女性のキャリア」や「多様な働き方」に関する情報を発信する。「日本における働き方の多様化」の必要性を感じ、キャリーミーの事業立ち上げ時から自身業務委託としてマーケティングの立ち上げを担当、その後、CMO・取締役就任。
著書:『これで解決。働くママが必ず悩む36のこと』他
メディア実績:産経新聞、AERA,東洋経済オンライン、日経DUAL,ひよこクラブ、たまごクラブ 他