女性社員比率98%!女性活躍企業ならではの人事制度やプロ人材と正社員のセット採用の効果に迫る!

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500社以上の採用の相談に応じているキャリーミー代表の大澤が、先鋭的な採用や人事制度に取り組んでいる企業の経営者に、本音をインタビューする企画「本音インタビュー」。
第8回は、「30分1,000円からできるネイルサロン」として、短時間、低価格、高品質なサービスを提供している株式会社ティエヌの代表取締役社長 CEO 山口親太さん(以下、敬称略)。
業務委託のプロ人材やリモートワークを活用されている同社は、なんと女性社員比率が98%。優秀な人材を採用するために随時社員の声を反映している人事制度など、女性が活躍できる組織づくりについて伺いました。

株式会社ティエヌは女性社員比率98%!女性活躍企業ならではの人事制度とは

—まず始めに、株式会社ティエヌの事業概要について教えてください。

「ティーエヌ」という名のネイルサロンを全国約83店舗展開しており、直営店14店舗と、フランチャイズ69店舗の本部運営をしています。

ネイルサロンの特徴としては短時間で施術ができるのが大きな特徴で、やり方、道具、材料そのものにこだわり、「30分1000円からできるネイルサロン」として、短時間、低価格、高品質でのサービス提供が可能という特徴を活かして店舗展開をしています。

私たちは、このサービスを通して、
①お客様の「いつも、いつまでも、キレイでいたい」を叶えて「笑顔の女性」を増やす
②スタッフの「なりたい姿」を叶えて「社会で活躍する女性」を増やす
③中小企業や事業家の「成長と発展」を叶えて「元気な会社」を増やす
という3点において社会に貢献したいと考えています。

—女性の活躍に貢献することを重視しているのはなぜですか?

「女性が世の中に与える影響は大きい」と考えているからです。

私たちは、一人でも多くの人を笑顔にし、元気な社会づくりに貢献したいと考えています。そのためには、女性が明るく過ごせる社会であることがとても重要です。

なぜならば、女性が明るくなれば家庭や職場が明るくなり、結果的に世の中が明るくなるからです。一人でも多くの女性を笑顔にすることで、元気な世の中づくりに貢献していきたいと考えています。

—実際、御社の社員の98%が女性社員だと伺って驚きました。私はそのような環境で働いたことがないのですが、女性人材活用の秘訣はなんですか?

あまり「女性を活用する」とかそういう感覚ではないのですが、大事だと思っているのは、本人が「これからの人生で何を成し遂げていきたいのか」を理解していることだと思います。

とはいえ、「これからの人生で何を成し遂げていきたいですか?」と聞かれてすぐに答えられる人ばかりではありません。だからこそ、一緒に考える時間をつくるようにしています。

たとえ答えが見つからなかったとしても、繰り返すことで考えるクセはつきますからね。まずは、「自分がやりたいことを自覚していない」ということに課題意識を持つことが大切です。

その上で、出産や育児に関しては働きやすく、継続し易い環境や風土作りを心掛けています。特に時短勤務で働く社員は幹部も含めて多く、今では全く珍しくない光景になっています。

それだけに、一人ひとりの成果、特に数字では表せない定性的な成果や能力について、客観的且つ納得感のある評価ができるような評価テーブルを策定し、一人ひとりとの面談に多くの時間を費やすなどして、評価制度の運用に力を入れています。

面談も、担当上司にだけ評価を委任するのではなく、「そろそろこのスタッフは時短勤務になるから、半年でこの分野をこのレベルで担当してもらえるようになってもらえれば、そのあと時短勤務になったとしてもパフォーマンスを発揮できるよね」というすり合わせを幹部陣で行ってから担当上司に面談に入ってもらっています。

「実力をつけておけば、時短勤務でも成果ベースできちんと評価してもらえる」という認識を持つことで、安心してもらいたいですね。こういった取り組みは、「ライフステージが変わったとしてもこれからも一緒に仕事をしていこう」という意思表示でもあるので。

当然、実力がない状態で勤務時間が短くなれば、アウトプットも出せないので、「今のうちにしっかりと実力をつけておかないと」という意識を高めてもらいたいという思いもあります。

一人ひとりのビジョンと会社のビジョンをすり合わせるサポートをしていくこと。「成果を出せば、それにかけた時間や雇用形態は関係なく評価されるんだよ」というマネジメントをしていくこと。これらが、女性が多い会社にとって大事だと思っていることですね。

求めているのは、高い目標にコミットし、成果創出に向けて自分の意志で進み続けることができる人材

—素晴らしいですね。今力を入れて取り組んでいることはありますか?

冒頭でお話した3つのミッションを実現するための1つの手段として、まずは早期に500店舗のチェーンを構築したいと考えています。

そこへ向けた課題としては、「世の中の女性に対するネイルサービスの浸透」、そして「スタッフの人材採用、人材育成」です。

国内のネイルサービス市場は現在2000億円を超えて年々拡大を続けていますが、ネイルサービスを定期的に利用している女性の割合は7%といわれています。まだまだネイルサービスが世の中に浸透していない一方で、「ジェルネイルを試してみたいけどサロンに行ったことが無い」という女性が25%もいるんです。

その女性たちがネイルサロンに行けない理由として挙げているのが、「時間もお金もかかるから」。

ならば、少なくともまずはその方たちに、懸念になっている「時間とお金」という課題が解決できる弊社のネイルサロンを利用していただき、ジェルネイルの良さを知っていただきたいと考えています。

とはいえ、お店を増やしただけではお客様にはいらしていただけませんから、認知をしていただくためのマーケティングを強化していくことも必要です。最近はWebマーケティングの強化が課題になっていたため、 キャリーミーさんからプロのWebマーケターをご紹介いただきました。

とても優秀な方をご紹介いただき、Webマーケを担当していただきながら、広報・PRも担っていただくことが決まっています。

—ありがとうございます。今回、キャリーミーからはWebマーケターと営業のプロ人材(フリーランス)2名と、未経験の若手人材(正社員)をご紹介させていただきましたが、キャリーミーを利用しようと思った理由を教えていただけますか?

キャリーミーさんを利用する前に、FC(フランチャイズ)加盟店の開発営業を行う中途人材の採用面接を行いました。その方は、これまで高いポジションで仕事をし、成果もあげてきた経歴を持っていて、営業マンとしては優秀な方でした。

しかし、面接の中で、「どんな目標で、どのように見込み客を発掘して、どんな手法で営業をし、上手くいかない時はどうしてきたか?」などについて伺ったところ、全て上司からの指示によって動いてきた経験しかないことがわかりました。過去の経歴は素晴らしかったですが、この時に求めていたマネージャーポジションの営業マンとして、弊社の求める人物像とはギャップがあったのでお断りをしました。

現在弊社が求めている人物像とは、高い目標にコミットし、あらゆる制約条件を解除しながら、成果創出に向けて自分の意志で進み続けることができる人材です。

会社から与えられた仕事をきっちりこなすことももちろん大切ですが、プロはそれができて当たり前。組織をより導いて、個人においてもそれ以上のパフォーマンスを出すためには、自分がこの会社を、仕事をどうしていきたいのかというビジョンを持って、何が何でも達成するという気持ちで動き続けられる人材を求めていました。

それで、大澤さんが「時間や雇用形態にこだわらずとも、成果にコミットできる優秀なプロ人材の紹介事業をされている」とのことで、採用のご相談をさせていただきました。

「業務委託人材はノウハウが社内に残せない」は嘘?若手正社員とのセット採用のススメ

—キャリーミーからご紹介させていただいた2名は、現在具体的にどんな働き方をしていますか?

Webマーケ担当の方は、半日×週2日のボリュームでやってもらっています。必要に応じてSkypeでMTGすることも多いですね。仕事としては、まずはコーポレートのサイトのリニューアルを進めてもらっています。あとは、SEO集客を目的としたオウンドメディアの開設も進めてもらっています。

彼女はマーケターですが、クリエイティブに関する知見も素晴らしいですし、美容系の商材を扱ったメディア運営をやっていた経験もあるので、うちにぴったりのカメラマンを手配してくれたりと、これまでのキャリアを大いに活かしてくれています。

また、ありがたいことに、業務委託だからこそ「自分がいなくなってもこの業務が回るようにノウハウを残そう」と人材育成にかける思いが強く、どう社内にノウハウとして残すか、という観点で若手の教育もしてくださっているのでとてもありがたいです。
もう一人正社員で紹介いただいた若手の方をその方の下につけて仕事を勧めてもらっています。未経験の方からすると、給料をもらいながらプロに教えてもらえるのですから最高の環境ではないでしょうか。

—プロ人材と若手人材をセットで採用することで、社内にプロ人材のノウハウを残すことができますよね。営業の方はいかがですか?

FC開発のほうをやってもらっていて、週1.5日くらいのボリューム感で仕事してくれています。1回1〜2時間の商談を、週に2,3本担当してもらっている感じですね。

稼働し始めてまだ間もないですが、さすがプロ人材、吸収がとても早いなと驚きました。営業のプロなので当たり前なのかもしれませんが、うちの営業責任者の面談に2,3回同席しただけで、あとは一人で商談にいってもらっています。さすがプロだなと感動しました。

彼も、個人事業主という経営者の立場で仕事をしているので、同じ目線に立って商談に臨めることが正社員との圧倒的な違いだと思います。経営者と一言でいっても会社の規模はいろいろありますが、FC営業の対象である経営者さんは、比較的小さい規模の事業者が多いので、そういった意味でも個人事業主と境遇が近いと思います。

「ネイルサロンFCとしての特徴」はこれからインプットしてもらうかたちにはなりますが、新規事業としてフランチャイズに取り組む意義とかは経営者目線で話せるのでとても大きいと思っています。

プロ人材を活用することで、企業の成長を加速させていく

—御社にお力添えすることができて嬉しい限りです。プロ人材の勤怠管理はどうされていますか?リモートワークや在宅ワークというスタイルに、きちんと働いてくれているか不安で報告させている企業もあるようです。

私たちは、基本的に仕事のやり方は本人たちに任せています。

マーケと営業とでは仕事の仕方が違う部分もありますが、ご本人から「来週このあたりで仕事しますね」とメールをくれます。Webマーケの方に関しては育成もやってもらっているので、勤務を予定している時間帯も送ってくれます。「何かあったらご連絡ください」と言ってくれているので、問題も特にありませんね。

こと営業に関しては基本的には働く場所が外ですし、移動もありますし、時間を管理する意味がないと考えています。セッティングした面談をしっかりとやってくださっていますので、信頼してやり方は本人に任せています。

—僕もキャリーミーのメンバーには基本的に任せるようにしているのですが、自立しているからこそ、細部まで管理するより信頼して任せるほうが結果的に成果にも繋がっている気がします。
プロを活用する前と後で、何か変化はありましたか?

企業にとっても働く個人にとっても、プロ人材として働くこと、プロ人材を活用することはとても価値のある働き方だと実感できたことが一番の大きな変化かなと思います。

社員に対して「成果を出せば、働いた時間や雇用形態は関係なく評価されるんだよ」と伝えている立場として、またひとつ新しいカタチで体現できたことも大きいですね。

正直、大澤さんに最初に採用のご相談をさせていただいた時は、週5日フルタイムで勤務できるプロ人材をご紹介いただく想定をしていました。

週に2、3日だけ出社してもらう、あるいはリモートワークや在宅ワークという働き方をそれまで実践したことがまだ無かったので、あまりイメージが湧かなかったんです。週5日来てもらって、ただ、スキルがプロレベルだから、コストは少し高くなるのかな、というイメージでした。

ですから大澤さんにお会いした時、「週2,3日出社、もしくはリモート」といわれて「え?」と驚きました(笑)。

「多くの方が会社に毎日いかなくても、フルタイムで出勤せずとも、必要な成果を出してくれる人はいますよ」と大澤さんから伺って、「時代の変化に合わせて自分の考えも変えていかないといけないな」と感じ、紹介してくださるプロ人材にお会いすることを決めたんです。

実際、今のうちにぴったりの方に出会うことができ、また一緒に新しい働き方、雇用の在り方にチャレンジする中で、これからの時代のニーズに合ったとても価値のある働き方だなと感じることが出来ました。コストも当初想定していたより安くなりました。

キャリーミーさんを利用するメリットは、自社や他のエージェント経由では決して会うことのできないプロ人材と出会えることです。このネットワークはキャリーミーさんにしかありません。

企業は、自社には無い経験と知見とスキルを持ったプロ人材に実務を進めてもらいながら、育成も担ってもらうことで、事業の成長を加速させていくことができるのではないでしょうか。

インタビューした人

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大澤 亮

新卒で三菱商事(株)に入社後タンザニア駐在を経て退職し、慶應義塾大学経営管理研究科修士課程入学。

在学中に、日本初の証券会社比較サイトを創業し米国企業に売却、EC事業を設立し(株)サイバーエージェントに売却。卒業後は(株)ドリームインキュベータにて経営コンサルティングと投資業務を担当する。

その後、(株)土屋鞄製造所に移り取締役兼COOとして2年半で売上・利益を2倍とすることに貢献。同社退職後2009年に(株)Piece to Peaceを創業し、代表取締役に就任する。

2016年からマーケティング分野を中心としたビジネス界のプロ契約サービス「キャリーミー」を創業。2023年現在、パーソルホールディングス(株)・本田圭佑氏等から投資を受け、日本企業へのプロ契約の普及に努めている。
著書 「世界をよくする仕事で稼ぐ」 (プレジデント社より出版)

新刊「プロに外注」

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この記事を書いた人

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小野瀬 わかな
ライター
1992年生まれ。茨城県出身。大学卒業後、株式会社ウィルフォワードに入社。
クリエイター兼経理担当として、企業の採用コンサルティングに付随するクリエイティブを担う。
主に大手美容クリニックや自動車会社のオウンドメディアのコンテンツ制作、運用を担当。
これまでに担当したインタビュー記事は150本を超える。
2018年4月にライターとして独立。
採用や次世代の働き方を中心に、取材、ライティング、撮影を行っており、
その人ならではのストーリーや経験を通して、生き方や働き方、在り方のヒントを発信するべく活動中。
Twitter:https://twitter.com/wakana522
Instagram:https://www.instagram.com/wakana522
Facebook:https://www.facebook.com/wakana.onose
個人ブログ:http://onosewakana.com/

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