経営者の採用に対する本音をインタビュー

どんな素人でも必ず活躍できるSEになれる!人気の教育事業を手がける企業が7名の助っ人プロを採用した理由

500社以上の採用の相談に応じているCARRY ME(キャリーミー)代表の大澤が、先鋭的な採用や人事制度に取り組んでいる企業の経営者に、本音をインタビューする企画「本音インタビュー」。
第9回は、「どんな素人でも必ず活躍できるSEになれる」とSEの教育に定評のある株式会社システムシェアード 代表取締役社長の徐 日柱(ジョ イルチュ)さん。
CARRY MEからプロ人材を採用したところ、なんと採用力が3倍程になったそうです。今回は、そんな同社に事業成長を加速させるCARRY ME活用法を伺いました。

——まず始めに、システムシェアードの事業概要について教えてください。

業務系ソフトウェアの開発と、システムエンジニアを育成する教育事業の2つの事業を行っています。

ソフトウェア開発事業のお客様は金融系が多く、生命保険や通信、官庁など様々な業界の300社とお取引させていただいています。教育事業に関しては、毎年1,600名のSE未経験者が弊社の研修を受講してくださっています。

はじめはソフトウェア開発事業のみでスタートしたのですが、「どうしてシステムシェアードさんの社員はそんなに成長するの?新人研修にうちの社員も参加させてほしい」と複数のお客様から言っていただいたことがきっかけで、教育事業がスタートしました。

大切にしているのは「知識やスキルだけではなく、シーンが変わっても求める成果を出せるSEの育成」で、仕事に対する姿勢や人格形成も重要だと考えています。

SEの教育に定評のある株式会社システムシェアード 代表取締役社長の徐 日柱(ジョ イルチュ)さんのインタビュー中の様子

——技術力を売りにするシステム会社が多い中、システムシェアードが教育に力を入れているのはどうしてですか?

もちろん技術力があることはシステム会社として当然求められることです。ただ、技術はどんどん進歩していきますし、時代によって求められるニーズも変わります。

だからこそ、私たちはただ技術を提供するのではなく、時代の変化に対応できる人間力が備わったSEの育成をしていきたいと考えています。

例えば、最近はAIが注目されていますが、変化する時はAIという単一的な要素だけではなく、他の技術革新やその時々の複合的な要素と合わさり変化します。最も大切なのは、その方向性が見えてきた時に、いち早く対応できる柔軟性や素直さです。

変化が激しい時代だからこそ、いつの時代も変わらない原理原則を徹底的に追求することが求められます。そういった意味で教育は非常に重要なものですし、これからも徹底して本質を追求していきたいと思っています。

——システムシェアードはたくさんの優秀なSEを輩出されていますが、成長する人の特徴はありますか?採用時に特に注目しているポイントなどあれば教えてください。

素直な人です。入社時点で「能力があるかどうか」はあまり関係無いと思っています。素直な方ならいくらでも成長することができますからね。

——素直な人には、「言われたことを素直に実直に遂行してくれるタイプ」もいれば「教えを素直に吸収して、その学びを自ら活かして次のアクションを起こすタイプ」もいると思うのですが、その「自発性」や「積極性」を養ってもらうにはどうしたらいいのでしょうか。

はじめは、前者の「言われたことを素直に遂行する」ところからのスタートでも良いと思っています。大切なのは、そこから「組織の理念に則った意思決定ができる人」に成長してもらうことです。

弊社では、入社3年目の社員に対して「3年目合宿」というものを開催しています。そのときに必ず伝えていることが、「上司の意見や顔色を伺いながら意思決定をするのではなく、一人ひとりが理念に立ち返って意思決定をしてほしい」ということです。

そのためには、立場や役職問わず、社員一人ひとりが、日常業務に落とし込めるレベルで企業理念を理解し腹落ちしていることが重要です。

ただ社員数が増えるとどうしても階層が増えてきてしまうので(※取材当時の社員数は約250名)、年に1度は必ず社員全員と個人面談をするようにしています。理念が腹落ちしているか、一人ひとりがどう感じているのかを理解できる大切な時間なので、これからも続けていきたいと思っています。

「社員やその家族からもらった手紙を手帳にファイリングしている」と徐氏。愛のある理念経営に取り組まれていることが伺える

「社員やその家族からもらった手紙を手帳にファイリングしている」と徐氏。愛のある理念経営に取り組まれていることが伺える

——素晴らしい理念経営ですね。システムシェアードは、IT教育のエキスパートとしてどんなビジョンを描いているのでしょうか?

私たちの強みは、「知行合一※のIT教育力」だと考えています。この強みは教育強化はもちろんのこと、開発強化にも効果的ですし、新規事業を生み出す力にもなります。

※知行合一:知識と行為は一体であり、行動を伴わない知識は未完成であるという考え。

例えば、フィンテックの導入によりメガバンクが大規模なリストラを計画しているそうですが、職を失った人たちが、そのまま新しい企業で経理をやるのは勿体無いと思うんですよね。そういった方たちに向けて、私たちは「IT教育」という側面で、先進的な企業にステップアップするための育成や橋渡しが出来るかもしれない。

そんな風に、自分たちの強みを活かした新規事業もどんどん生み出していきます。

アイデアはすぐに真似することが出来ます。大切なことは企業競争力となる、コアな強みを伸ばすことだと思います。強み以外はなるべく、アライアンスを組んだり、時間を使う事なく解決したい。そう思っていた矢先に出会ったのが、CARRY MEさんでした。

——システムシェアードさんは、CARRY ME を通して5名のプロ人材を採用いただきましたが、決め手となったポイントを教えてください。

採用したいと考えていた人物像は、自ら目的・目標に向かって行動できる人です。

私達はシステム開発やIT教育といった専門分野では、自信を持って取り組んできましたが、営業や人事といった領域に関しては試行錯誤しながら成長してきました。そのため、この2つの分野で最短距離を教えてくれるようなプロを求めていました。

「ビジョンに対する最短距離を知りたい」という点において、顧問系のサービスは沢山ありますが、やはり現場を知っているかどうかでアドバイスには雲泥の差が出ます。弊社の教育プログラムの講師も全員、第一線で活躍している現役のSEが担当しているのもそのためです。

その点、CARRY ME さんからご紹介いただいた方たちは、素晴らしい監督ではなく、一歩先を伴走してくれるスター選手ばかりだったので、まさに求めていた人材をご紹介いただいたなと感謝しています。

年始に、今年の目標の一つとして私の手帳に「プロ採用」と書いていたので、達成できたことがとても嬉しく、妻に手帳を見せながら「達成したよ!」とCARRY ME さんとの出会いを報告しました(笑)。

SEの教育に定評のある株式会社システムシェアード 代表取締役社長の徐 日柱(ジョ イルチュ)さんにインタビューしている、フリーランスと企業の仲介サービスCARRY ME 代表の 大澤 亮さんの写真

——ありがとうございます。僕も嬉しいです。実際にCARRY ME を通して採用されたプロ人材は、現在どのような活躍をされていますか?

まず人事に関しては、弊社の採用力が3倍程になりました。

具体的には、それぞれの選考フローにおける歩留まりが改善されました。現在は内定辞退の人数を減らしていくことに取り組んでもらっている最中です。

また、採用以外でも大手企業の顧客開拓力を高めてくださった方、教育事業の営業として活躍されている方、組織間のコミュニケーションギャップを埋める翻訳家、メンバーの視座を高めてくださる方など、誰も欠かせない活躍をされています。

みなさんそれぞれの分野のプロなので、スキルがあることはもちろんなのですが、驚いたのは、CARRY ME からご紹介いただくプロ人材のみなさんは、ファシリテーション能力やコミュニケーション能力も高いことです。

プレーヤーとしてスキルを発揮していただきながら、メンバー同士のコミュニケーションがより円滑になったり、モチベーションや自己肯定感が上がるような関わりを自然としてくださっています。

——弊社でも活躍しているメンバーもいますが、本当にみなさん優秀な方ばかりですよね。徐さんが考える、企業がCARRY MEを利用するメリット・注意点はなんだと思いますか?

注意点は、素直な社員でないとへそ曲げるかも知れません。プロ人材を採用する意義や役割分担など、当り前ですが社員の理解と動機付けが必要です。逆に動機付けがしっかりできれば、最高の成長の機会と捉えてもらえます。メリットは、一言でいうと、「事業の成功に近づく支援を得られる」ことではないでしょうか。時間短縮、社員育成、コスト削減、売上増加等々、自社の課題が明確な企業には特におすすめです。

SEの教育に定評のある株式会社システムシェアード 代表取締役社長の徐 日柱(ジョ イルチュ)さんの写真

インタビューした人

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大澤 亮

5度の事業立ち上げを経験し、過去に2度事業売却したシリアルアントレプレナー。
1996年に新卒で三菱商事株式会社に入社、タンザニア駐在経験(ODA担当)を経て、帰国。同社退職後、1999年に慶應義塾大学大学院(経営管理研究科修士課程)に入学と同時に起業、2度売却。(日本初の比較サイトを創業し米国企業に売却、EC事業を設立しサイバーエージェント社に売却)

その後、株式会社ドリームインキュベータに入社し、大手企業とベンチャー企業両方の経営コンサルティング、ベンチャー企業投資も担当。同社退職後、土屋鞄製造所に取締役兼C.O.O.として入社し、2年で売上20億円から45億円、経常利益も2倍以上にして退職。その間、人事担当役員として数百人を面接。

2009年 株式会社Piece to Peaceを創業、2013年にスキルのマッチングプラットフォームshAIR(シェア)を創業し、会員1万人に。2015年には、週2、3回で業務委託契約で働くプロ人材(助っ人プロ)と、人手不足の企業の仲介サービス「CARRY ME」のコンセプトを立ち上げ、1年で黒字化達成。300人以上の経営者や人事担当者から採用の相談にも応じている。
著書 「世界をよくする仕事で稼ぐ」 (プレジデント社より出版)

アカデミーヒルズ(六本木)等での講演多数。

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