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離職率が高い営業職でも理想のキャリアを歩む秘訣とは?

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営業職についている皆さん。
ノルマ達成のために毎日仕事に全てをそそぎ、お疲れモードではありませんか?

毎月、思うような結果を出せずに思い詰めてしまったり、給与面で希望の待遇を得られなかったりすることが続くと、退職や転職を考え始める方もいらっしゃると思います。
あるいは、仕事のノルマをクリアするために、多くの時間を割いてしまい、プライベートの時間や休息が少なくなってしまい悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんなとき、新しい職場に転職をするべきか、または現職を続けながら違う方向性を探っていくべきなのか、迷ってしまう部分を解決する秘訣を解説していきます。

こんな方のためにこの記事を書きました

  • 営業職が自分に向いていないような気がしている
  • 営業の仕事を辞めたいがやめることに不安を感じている
  • 営業職でキャリアアップするための一歩を踏み出したい

営業職は離職率が高い?

ノルマに厳しい職場の営業職についているビジネスパーソンは日々売上との格闘を続けています。
そのような厳しさに打ち勝つ気概を常にキープできる志がある人は良いですが、全てのひとがそのような人材であるとは限りません。

誰もがノルマを達成できずに落ち込んだり、営業先で冷たい態度をとられてつらい思いをしてしまったりすることがあると思います。
特に新規の得意先を開拓する担当営業は、今のご時世においては飛び込み営業しようものならば時代錯誤とばかりに迷惑がられること必至です。

ただでさえ少子高齢化社会の一途をたどり、労働人口は減る一方のこの日本において、ビジネスを拡大し続けるという理想を追い続けるには難しい現状もままあります。そのなかで、いかに売上を上げていくかということに注力する営業という仕事は、その目標と現実の乖離により入れ替わりが多いこともまた事実です。

特に生命保険会社の営業職などについては、得意先への交通費や交際費などが自腹で負担しなくてはならない会社もあり、離職率が高いと言われています。また外資系の企業のセールスなども、インセンティブなどが設定されたりと、給与に関して待遇が高い場合もありますが、能力主義・成果主義前提のため、結果が出せないとすぐに解雇の対象となることから、比較的離職率が高いとも言われます。

今の会社で営業を続けるのか、離職するのか

離職を考えている営業のみなさん、離職したいと考える理由はどのようなものでしょうか?この職場にいても、スキルアップできないと思われることが原因でしょうか?それとも、職場にとどまればスキルアップは叶うけれども、労働環境や待遇が悪いために離職を考えてしまうのでしょうか?

同じ業務内容の繰り返しで成長が望めない環境であるために離職したいと感じるのであれば、転職を考えてみてもいいかもしれません。しかし、もし今の会社にとどまればまだまだ成長できそうであるにもかかわらず辞めたいと感じてしまうのであれば、それはもったいないことかもしれません。そんなときには、今の職場における離職したい原因についてフォーカスし、それを解消できるように働きかけてみましょう。

例えば、離職したい原因が、労働時間が長過ぎるためなのであれば、長時間労働が引き起こすデメリットについて整理して上司に訴えたり、業務効率化を検討して無駄な時間の使い方をしているところにメスを入れられるようにしましょう。あるいは待遇が満足なものでないために離職したいのであれば、自分のスキルと収入との合致が満足行く物であるのか、他社の条件を知るためにも転職エージェントに登録するなどしても良いでしょう。

パラレルキャリア・フリーランスで営業を行う

今の職場で営業を続けていても成長できるのか不安を感じるために離職したいと考えている方は、今の職場でそのまま仕事をしながら、今まで培ってきた営業のスキルを生かして、副業で他社での営業活動を行うようにしてスキルアップをはかることを考えてみてもよいかも知れません。

今年の2018年は働き方改革元年とも言える年。安倍内閣肝入りのこの政策は、現状勤務している企業に迷惑をかけたりしなければ、副業を基本OKとしていくという方向性を示しています。

多くの企業は、副業を受け入れることになっていきます。この流れを利用して、パラレルキャリアを選択し、少しずつ他企業で営業活動を行って、もとから勤務している会社以外で得られるスキルや情報を得ていく事は、大きなメリットをもたらしてくれることでしょう。その活動を発展させ、ゆくゆくはフリーランスの営業として活動をスタートし、様々な会社での営業を行う営業のプロになることも可能になるでしょう。

フリーランス営業になった場合のメリットとデメリット

企業に所属していれば、仕事がないという状況にはあまり陥らないと思いますが、そのかわりに業務量が膨大になったり、長時間労働を強いられたりすることがあります。
また、クライアントに自社商材の中で提案したい商品が無い場合には、クライアントの課題や問題に最適な商品を提示できないときも出てきてしまう可能性もあります。

一方、フリーランスで営業を行えば、時間の使い方に大きな裁量を持つことができ、仕事とプライベートの時間を自由に管理できるようになるという大きなメリットを人生に与えてくれます。時間のやりくりや動き方を自分で組み立てられるほかに、扱う商材も自分で考えて揃えられるため、会社にしばられずにクライアントに最適なものを提案することができるようになります。CARRY MEでも、週2-3回、月額20-30万円の報酬を得て活躍している営業のプロの方がたくさんいらっしゃいます。

また一方で、会社という後ろ盾がないこと、一人で仕事をするという厳しさとリスクは常につきものになります。クライアントを得るための営業活動、様々な経費、これまで事務に依頼していた伝票処理や申告書作成を自分でしなければならないようになる、そして固定の給与がなくなり、収入を得るために常に動かなくてはならないことなど、様々な変化が起こります。

フリーランス営業を続けるときに有効な強みとは

一方で、すべてを自分の采配で決められ、管理できるという自由度は非常に魅力的な働き方です。その魅力的な働き方で、営業を続けるためには、どのようなことが有効なのでしょうか。

もちろん、営業といえばまず問われるのがコミュニケーション能力。これは絶対に必要なスキルです。ただコミュニケーション能力といっても、話がわいわいとはずむような話上手なスキルが必要というわけではなく、クライアントとの話から問題を探り、それを解決していくためのコミュニケーションが必要なのであって、少々話べたでも、無口でもコンプレックスを抱くことはありません。

そして非常に重要なスキルとは、自己管理能力です。フリーランスの営業は、働く時間もなにもかもが自由だからこそ、自分を律して、様々な目標設定や時間の管理などを徹底していくことが有効になります。

そしてもうひとつの重要なスキルは傾聴力です。特に営業とは、クライアントの問題に耳を傾け、必要なものを提案するという能力が求められる仕事です。人の話を常に良く聞けることが大いに重要なスキルになるのです。

他に重要なスキルは、理解力です。クライアントの問題解決に望むときに、どう提案をすすめていくかを考えていくなかで、まずクライアントの話の根底にある問題に気づくことができれば、営業活動がスムーズにすすみます。そのためにも、営業とは理解力が求められる仕事なのです。

まとめ

営業職から離職したいと思ったときに、その理由は環境のせいなのか、仕事内容のせいなのか、または待遇なのか、よく整理してみましょう。
そうしたなかで、会社に残るのか、環境を変えて転職するのか、フリーランス営業になるのかなどをよく考え、行動していきましょう。

フリーランス営業は、自分ですべて考えて行動していかなくてはならない厳しさはありますが、自由にやりたい仕事ができるという魅力もあります。まずは自分がどう働き、何をしていきたいのかを見極め、自分らしいキャリアを築いていきましょう。

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この記事を書いた人

nakaharasan
中原 玲子

大学卒業後、ファッション系商社を経て、ヨーロッパ系専門商社にてセールス、ブランディングなど経験。 セールス業務では、日本でほぼ無名だった商品の販路拡大に尽力し、入社時から売上を5倍にするなど貢献。 退職後、2児の出産を経て自身のアクセサリーブランドを起業。有名セレクトショップに販路をもつ。そのほか、他企業のマーケティング業務などにも従事。パラレルキャリア形成に関心をもち、日々格闘中。