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【パラレルキャリアアドバイザーインタビュー/上林さき】仕事もプライベートも大切にしながら、理想のキャリアを実現する方法

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「ブランクがあって、復帰できるか不安」「結婚、出産後も働き続けられるだろうか」といった不安を抱えている女性は多いのではないでしょうか。
お話を伺った上林 早紀さんも、結婚後のキャリアで悩まれていた一人。CARRY ME(キャリーミー)と出会ったことがきっかけで、大好きな法人営業に復職し、現在ではパラレルキャリアアドバイザーとしても活躍されています。今回は、そんな上林さんに、ライフステージが変化しても大好きな仕事を続ける方法を伺います。

CARRYMEパラレルキャリアアドバイザー上林さきさんのプロフィール写真
上林 早紀(かみばやし・さき)
CARRY ME パラレルキャリアアドバイザー。
大学卒業後、IT企業に就職しBtoB営業に従事。大型案件を2件開拓し、関連会社間の営業賞を受賞する。2011年の東日本大震災を機に、「本当はどうしたいのか?どんな風に生きていきたいのか?」について真剣に向き合い、やりたいことに挑戦する生き方へシフト。現在は、CARRY MEの法人営業、パラレルキャリアアドバイザーと平行して、夢と健康を大切にし合うシェアハウス『夢ベジハウス』をパートナーと運営、法人営業、ワークショップなど、パラレルキャリアを実践中。

アフリカのウガンダへボランティアに行って気付いた、本当の夢

ー上林さんは結婚されるまで、新卒で入社されたシステム会社で法人営業を担当されていたんですよね。この会社に入社したのはなぜですか?

合同企業説明会に参加した際、その会社の方たちだけがイキイキと働いているように見えたからです。「人」を軸に就職活動をしていたので、業界や職種はあまり気にしていませんでした。

ーなぜ人を軸に就職活動を行っていたのですか?

学生時代にアフリカのウガンダへボランティアに行った経験が大きいです。

専門的なスキルがないとなかなかお手伝いできる仕事がなく、仕事待ちの時間が多くなってしまいました。「果たしてどれくらい貢献できているんだろう?」と疑問に思うと同時に、この時代の日本に生まれた有難さを痛感しました。「こんなに恵まれた環境をいただきながら、それを無下にするのはもったいなさ過ぎるし、失礼だ」とも感じました。

その上で、ボランティアスタッフの仲間たちと「これからの人生で、こういうことをしていきたい」と語り合った時間は私にとってとても価値がありました。人間的に素敵な想いのある仲間と、自分たちの人生に真剣に向き合う過程がとても楽しく、「大好きな仲間たちと、望む人生を創っていきたい」と強く思ったんです。

それまでも、「社会事業家になりたい」という思いはありましたし、それが理由でウガンダにも行ったのですが、それ以上の「願望」に出会い、これまでの夢は「社会的に素晴らしいことをしてやりたい」という少しの自己顕示欲もあったのかな、と気付きました。

自分らしい営業スタイルを確立し、営業賞を受賞

ー「大好きな仲間たちと、望む人生を創っていきたい」という想いに気付いたから、「一緒に働きたい」と思える人がいる会社を選ばれたんですね。営業の仕事はどうでしたか?

「1日100件飛び込み営業!」といったとにかく数をこなすような営業が苦手だったため、過去に資料請求されたお客様のリストを訪問をしながら、不在の場合は置き手紙をするという「置き手紙作戦」を実施しました。

ー置き手紙作戦・・・?

「担当者は不在です」と言われたら、非常階段に移動して手紙を書いて、「担当者の方にに渡して下さい」とお願いしていたんです。

その作戦が功を奏して、大型案件を2件開拓することができ、関連会社間の営業賞を受賞することができました。

「手紙みて感動したよ!」と電話くださった担当者の方もいらっしゃいましたし、「お手紙嬉しかったです、あなたはきっとトップの営業マンになると思います」とメールをいただいたこともあり、とても嬉しかったですね。

その後も、担当企業様に対してお礼の葉書や手紙を送ったり、イベント毎に手作りお菓子をお持ちしたり、「真心営業」を心がけていました。

大好きな会社を退職し、夫とシェアハウス事業をスタート

ー自分らしく成果を出す上林さん素敵ですね。好きな人たちがいる会社で、成果も出せていたのに、なぜ退職されたんですか?

社会人になって3年が経つと仕事にも慣れてきて、仕事以外の時間で社会事業家の方などのイベントに参加するようになりました。色んなお話を伺ううちに、アフリカのウガンダで感じた「経済的にも治安にも恵まれ、行動さえすれば夢が叶うという有難い環境にいるのだから、チャレンジしないのは勿体無い」という情熱が蘇ってきました。東日本大震災をきっかけに「本当はどう生きていきたいのか?」ということについて真剣に向き合ったことも大きかったと思います。

「次のステップにチャレンジしたい」という気持ちが大きくなってくると、仕事に打ち込むのが難しくなりました。「こんな気持ちで営業をするのは失礼なので辞めます」と上司に伝えたところ、事務に異動させてくれました。本当に、一人ひとりの想いを大切にしてくれる、家族のようにあたたかい会社で、居心地もいいし、一緒に働くみんなも大好きだし・・・と、辞めるまでとにかく葛藤しましたね。

当時は現在の主人と同棲を始めた頃で、「自分の人生に真剣に向き合っている人が、お互いの夢を応援しながら、楽しく一緒に生きていけるコミュニティを作りたいね」というビジョンも描いていました。その想いや共同生活の楽しさをFacebookで発信していたところ、「シェアハウスをやってみない?」と先輩から連絡をいただき、そちらに踏み出そうと決意。4年半働いた会社を退職し、2013年11月に夢と健康を大切にしあうシェアハウス「夢ベジハウス」を主人とスタートさせました。

写真右の男性がご主人の勇さん。現在はお二人でキャリアアドバイザーとして活躍中
写真右の男性がご主人の勇さん。現在はお二人でキャリアアドバイザーとして活躍中

ー現在はシェアハウス運営の他に、法人営業やキャリアアドバイザーとしても活躍されていますが、パラレルキャリアをスタートさせたきっかけはなんですか?

シェアハウス事業を始めたばかりの頃は、売上がなかなか立たず、派遣として事務の仕事をしていました。ですが働いていると「もっと主体的に動ける働き方がしたいな」「この雇用形態や働き方だと単価もあがらないし、子供ができたらまた仕事を変えないといけないな」などと「自分のスキル・実績を高められる仕事に取り組みたい「もっと最適な環境を見つけたい」と思うようになりました。

しかし、フルタイムではない仕事を希望するとなると、エンジニアやWebデザインのような専門性がない場合、どうしてもできるのは事務の仕事に限られてしまう。
かといって、やってみたい仕事にチャレンジしようとしても、基本的に正社員としてのキャリアしか見てもらえずに「ブランクのある経歴」と見られてしまう。「ブランクがある状態だけど、週3で主体的な仕事がしたい」というのは無理があるんだと落ち込みました。

そんな時に、「正社員 週3日」というキーワードで見つけたのがCARRY MEでした。営業は無理だと諦めた後だったので、営業事務として応募し、キャリアアドバイザーの布井さんに面談していただくために伺いました。

CARRY MEが、復職を諦めていた営業職に再チャレンジする機会と勇気をくれた

ー布井さんとの面談はどうでしたか?

これまでやってきたことを一通りお話したあと、「営業の仕事には興味ありませんか?」と聞かれたんです。驚いて、もちろん出来るのであれば営業の仕事に復帰したいこと、でも今の私の履歴書や働ける条件からすると無理だと諦めていることを布井さんに話しました。

すると、「週2、3日勤務で営業という選択肢をCARRY MEだったら提供することができるし、上林さんだったら絶対に活躍できると思う」と言ってくださいました。

実際、その後すぐに営業職として週2日の案件が決まり、2018年1月より業務委託として参画しています。「週2日でジョインできる」という条件が本当に有難く、かつ企業様の事業内容・みなさんの人間性の大ファンになったこともあり、感謝してお仕事させていただいています。

なにより、自信を失くしていた私の営業としてのスキル・経験に光を当てていただき、営業職に再チャレンジする勇気をいただいた布井さんには本当に感謝しています。

ー現在は、紹介された企業での営業の仕事の他に、CARRY MEの法人営業とキャリアアドバイザーも担当されているんですよね。フリーランスが、CARRY MEを利用するメリットはなんだと思いますか?

望む頻度・望む以上の報酬でお仕事をすることができる点だと思います。

CARRY MEのキャリアアドバイザーたちは、これまでのキャリアを表面的に判断するのではなく、きちんと価値観や人柄なども含めて真剣に見た上で、能力を引き出してくれる方ばかりです。

思いをもって自分の事業を立ち上げたけれど、キャッシュが回らなくなり、結果お金のために自分の事業を運営している。…そんな状態になることを防いでくれる、起業家セーフティネットみたいな存在だと思います。

仕事や安い価格設定に困った経験のあるフリーランスの方は、「フリーランスだから仕方ない」と諦めずに、ぜひ一度相談にいらしていただきたいですね。
私自身が経験したことですが、「有難い」という感謝の気持ちは、より結果や貢献に対して本気になれるし、意欲的に取り組むためアイディアも出てくるので結果的に更なるスキルアップにつながる、という良い循環が生まれますよ。

CARRY MEというコミュニティを通じて、より優しく、豊かな社会を実現していきたい

ー最後に、上林さんの今後の展望を教えてください。

私が、仕事や生き方を通じて体現したいことは、「私たちは自由で、可能性に満ちている存在である」ということです。望み、恐れを乗り越え、チャレンジし続けていきさえすれば、どんな願いも実現していくことができます。

そんな、「自分」という存在の持つ可能性の無限さ、与えていただいている環境の有難さを感じて、世界に還元していける人が増えていったらいいなと思います。

CARRY MEで一緒に活動しているみなさんも、登録される個人様も、求人いただいている企業様も、みなさん能力・人間力・意欲ともプロフェッショナルな方々ばかりです。各方面のプロフェッショナルな人たちが集まる「CARRY ME」というコミュニティを通じて、より優しく、豊かな社会を実現していけたら嬉しいです。
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この記事を書いた人

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小野瀬 わかな
ライター
1992年生まれ。茨城県出身。大学卒業後、株式会社ウィルフォワードに入社。クリエイター兼経理担当として、企業の採用コンサルティングに付随するクリエイティブを担う。主に大手美容クリニックや自動車会社のオウンドメディアのコンテンツ制作、運用を担当。これまでに担当したインタビュー記事は150本を超える。2018年4月にライターとして独立。採用や次世代の働き方を中心に、取材、ライティング、撮影を行っており、その人ならではのストーリーや経験を通して、生き方や働き方、在り方のヒントを発信するべく活動中。
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