採用ライティング

採用担当者は「営業」である

Couple of Latin people with resume in hand, interviewing a job candidate in a meeting room

6回に渡りお送りしてきた採用ライティングの連載ですが、今回で一旦ひと区切りにすることとなりました。
AERAへの掲載やフリーランス向け書籍の書評にCARRY MEのサービス名が記載されたこともあり、新規ご登録者様が単月で200名に達するなど本業が忙しくなってきました(笑)しばらくはキャリアコンサルティングや企業様対応に注力します。

この記事をご覧いただいております採用担当者様、経営者様とは今後実際の採用コンサルティングの段階でお会いすることもあるかもしれません。その際にはぜひ「本音採用の採用ライティング記事を読んでたよ!」と言ってやってください。涙を流して喜びます!

ライター初心者の私でしたが、非常に貴重な経験となりました。慣れない記事をお読みいただきありがとうございました。また今後再開することがありましたら、その際にはぜひともよろしくお願いいたします。

さて、最後まで心を込めて書かせていただきます。
今回はこんな内容です。

胸を打った採用担当者の言葉

とある企業様の採用課題を聞きに伺うことになり、ホームページ内の採用ページを見ていました。そこにこんな社員紹介文が・・・。

「●●●●(氏名)webディレクター
なぜかシンガポール在住。リモートでガンガン指示を出す。海外にいるとは思えないコミュニケーション力、即レス力が魅力。」

「▲▲▲▲(氏名)webデザイナー
熊本のパン屋さん。当社ではwebデザイナー。二足の草鞋を履く逸材。」

「〇〇〇〇(氏名)管理部長
プライベートでは二児の母。時短&週3勤務ながら、当社の社員全体を厳しく優しく取り仕切る影のボス。」

う~ん・・・おもしろい!
個性豊かかつ自由度の高い会社であることが垣間見えますね。

きっと魅力的な会社なんだろうなと思い、ワクワクしながら訪問しました。
採用担当者の方とお会いし、そのキャラクターやおっしゃる内容にも感動。
「うちのようなベンチャーで取り立てた特徴のない会社はどんなこともするしかないです。社員のキャラクター、魅力を総動員で表現し、窓口となる私は人事ながら営業のような気持ちで臨んでいます。応募者の方や採用支援の会社さんの記憶に残らないと勝ち残れないですから。ネームバリューで勝負できるわけではないですし。そこを全社員がちゃんと意識し、本気で採用に取り組んでいることだけは誇りに思えますね。」

とのこと。

この瞬間、この会社さんは私の中で「注力企業」となりました。

注力企業になろう

「注力企業」それは何か。

人材紹介会社の営業担当者は通常20~30社ほどのクライアント様を抱えています。1社あたり複数の求人があることもあるので、担当している求人数はざっと50件以上となる場合もあるでしょう。
もちろん、すべてのクライアントさんに対しベストを尽くすべきですが、どうしてもマンパワー的にそれが叶わないこともあります。ビジネスなので、優先順位をつける必要もあるわけです。

その際に何を基に優先順位付けしているか。

ネームバリュー、事業内容の魅力、年収の高さ、年間の採用数などいろいろな指標はありますが、実はその会社の採用に対するスタンス、とりわけ「人事担当者の熱量」というのはかなり大きなポイントになります。特に私の場合は。

いくら他の点が優れていたとしても採用はヒト対ヒトのものなので、人間的な相性が非常に非常に重要なのです。

■対応が早い
■判断の理由が明確(選考通過時もNG時も)
■本音で話してくださる
■業者扱いをせずパートナーとして接してくださる
■人事担当者の方のキャラクターが立っていて魅力的(訴求力がある)

こういった場合には優先順位が間違いなく上がります。
応募者にとっても同じことが言えるでしょう。

やはりダラダラ選考する企業よりもアクションが早いほうが間違いなく印象はよいですし、面接の中での回答や対応なども率直で包み隠さないスタンスのほうが信頼できるというものです。

人事、とりわけ採用担当者の方というのはほぼ営業もしくは広報と同じような役割だなと日々感じます。
応募者や採用支援の会社にとっては会社の窓口、つまり顔となるわけです。

そのことを意識されている採用担当者の方とそうでない方とでは天地ほどの差があります。
それは採用結果に如実に反映されています。

これまで述べてきたとおり、会社の魅力を棚卸しすること、求めるペルソナをしっかり設定しそのターゲットに届くメッセージを分かりやすく表現すること、つまり効果的な「採用ライティング」をすることは大変重要なことです。
そのことに加え、人事担当者の方の意識改革を行なっていくことも非常に重要なことなのです。

人事は営業であり、広報です。

ぜひ、あなた自身の魅力で魅力的な人材を採用しましょう。
率直に、熱量を持って、誠実に。
その姿勢はきっと相手に届きます。

これからたくさんの素晴らしい出会いがあなたの会社にありますように。
お読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

布井さんプロフィール画像
布井あやみ

CARRY MEのアドバイザー・法人営業担当。上智大学外国語学部卒。キャリアコンサルタント、タヒチアンダンサー&講師、メンタルコーチという複数の仕事を持つパラレルキャリア。
株式会社パソナキャリア、株式会社リクルートエージェント(現株式会社リクルートキャリア)等大手人材紹介会社での法人営業経験を通じて培ったビジネススキルと、全日本ジュニア新体操選手権大会団体入賞経験をはじめとする舞踊歴17年のキャリアを活かした独特の表現力を併せ持つ貴重な存在として各方面から注目を集めている。
最近ではパラレルキャリアコンサルタントとして、同じくパラレルキャリアを目指す方々へ向けたセミナーの開催、キャリアコンサルティングなどにも力を注ぐ一方、新卒向け就職セミナー企画運営にも携わるなど多方面で活躍中。

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