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【未経験からライターになる方法】30代ママが未経験の仕事を獲得した具体的な方法とは

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ママでもやりたいことを諦めない!未経験分野でキャリアを拓くには?

本当は挑戦したい興味がある仕事はあるものの、「実務経験がないから」「仕事が見つからないから」とその挑戦を諦めているということはありませんか?実際にどんなに資格や知識を持っていても「実務経験がない」ため仕事を獲得できないことは多いですよね。

しかし、今私はCARRY MEさんがきっかけで2年前まで実務未経験だったライターという仕事に就いています。しかも現在34歳、二児の母。決して若いわけでも時間が無限にあるわけでもありません。

どんなアクションがあって今の仕事に繋がっているのか、本記事では具体的な方法をお伝えします。

新しい分野に挑戦したい、大きくジョブチェンジしたいと思っている方へのヒントになればと思います。

30代ママが保活から再就職をする落とし穴と転身のきっかけ

まずは私がどんな人間か、ご挨拶したいと思います。
渡部梓、34歳、5歳と2歳の子を持つ母です。

現在は週3回派遣社員としてある企業様の人事関係部署で社内報などの記事作成を行う、社内広報関係の仕事をしています。残りの週2日は、CARRY ME様から業務委託で週1日固定でライティングの仕事を頂きつつ、本サイト・「プロ採用4.0」の記事執筆、Facebookの投稿をしています。今月から「プロ採用4.0」編集チームのお手伝いもさせていただいています。

簡単に経歴を箇条書きしますと、

2007年3月 新卒で都内のアパレル企業に就職
2011年3月 結婚退職、東海地方へ転居
2012年4月 東海地方の某市役所職員として入庁
2015年1月 第一子育休中に公務員を辞し、都内近郊へ再転居
2015年5月 新卒のアパレル企業に再就職
2016年8月 第二子産休中にCARRY MEに登録、面談
2017年5月 週4日に稼働を変更して育休から復職、CARRY ME経由でライター案件稼働開始
2018年9月 アパレル企業を退職
2018年10月 週3日の派遣の仕事を開始、週2日はCARRY ME経由でライティング業務に就く

といった感じです。

今はご縁やタイミングも手伝って、こうしてライティングメインのお仕事をさせていただいている私ですが、2年前にCARRY MEさんの面談を受けた際には全く違う仕事をし、「このままでいいのかな」と思いながら日々を過ごしていました。
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私は新卒で都内のアパレル関係の会社に就職し、約4年間、販売や全店舗の在庫管理と言った仕事をしていましたが結婚退職、転居し東海地方で生活を始めます。

1年間の浪人生活を経て地方公務員へ。地方公務員という選択は、夫も私も都内近郊が実家だったため将来子供を育てながら実家の手を借りずに仕事をし続けられる環境がほしくて選んだものでした。

ところが家庭の事情でお互いの実家近くに住むべき状況になり、夫が転職。当時第一子の育休中だった私は、育休から復帰することなく公務員を辞め、再度転居することになりました。

転居先は、私が求職中でも保育園に入れる可能性を残しつつ夫の職場へも通える範囲で検討。自治体の発表している待機児童数とにらめっこしながら決めた土地でした。

どうにか第一子を預けられることが決まり次は転職活動。しかし子連れの転職はうまくいきません。

そんな時前職の先輩から声をかけて頂き、新卒で入社したアパレル関係の会社に再度お世話になることになりました。

就職先が決まってよかったよかった…とはいきませんでした。というのも、時短勤務での社員採用はできないと言われ、アルバイトで採用されたからです。

一時は社員を目指そうと、社員の方々と業務内容はほぼ変わらず仕事に取り組んでいました。

幸い、新卒の時からお世話になっている先輩方とブランクを感じることなく楽しくお仕事できていたのですが、アルバイトなので当然ボーナスはなし。月給も新卒より安く、業務としては新卒の時より貢献しているはずなのに…という思いは強まっていきました。

だからこそ社員転向を考えていたのですが、会社が自宅から遠かったこと、子供が小学生になると時短勤務できないという会社のルールがあったことから、平日はほぼワンオペで育児を回している私には子供が小学生になった時仕事が続けられなくなることが明白でした。
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仕事を続けたいけどこのままアルバイトとして仕事をしていては自分のモチベーションが保てない、でも社員にはなれない。

悶々とした気持ちを抱えたまま、第二子の産休に入る寸前にFacebookを覗いていた私の目に飛び込んできたのがCARRY MEさんの広告でした。
自由な働き方が私には必要なのではないか、広告をみて直感した私は面談の予約を入れていました。

こんな私でも、自由な働き方を実現できる仕事はあるのだろうか。不安な思いで面談に向かいます。

未経験でも本当にやりたいことは?転身で考えるべき大切なこと

実際に面談いただいたのは、現在CARRY MEのCMOである毛利さんでした。

そこで毛利さんからお伺いしたことで印象深かったのが、
「今できることや自分の経験したことから仕事を探すのも方法の一つだが、本当にやりたいと思うことを今単価が低くてもやり抜き、きちんと実務経験を積んでプロになっていくというやり方もある」
という点。

私はこの考えにハッとさせられました。本当に自分のやりたいことは何か。子供がいるからと諦めていたのは自分で、それは思い込みかもしれないと考え始めました。

アパレルの仕事をずっと続けるのか、それとも別のなにかがあるのか…産休育休中に真剣に考え、浮かんだのは「ライティングの仕事がしたい」というものでした。

思えば、子供の頃から作文が好きだった私には、必然の流れだったのかもしれません。その希望を毛利さんにお伝えすることにしました。

未経験のライターへ。ライターになるための2つのポイント

第二子の保育園入園と私の職場復帰が1ヶ月後に迫ったある日、たまたまライターの案件が出たので面談をしてみませんか?と提案をいただきました。
ライターの案件自体CARRY MEさんでなかなか出ないため、今思えば非常にラッキーだったと思います。

話は前後しますが、ライターになりたいと希望を伝えた際、毛利さんにアドバイスいただいたことがありました。

◎実績を残すため、フリーでライターを募集している媒体を探すこと。その時には自分のクレジットが入れられる案件を選ぶこと。
◎ブログなどを開設し、実際に運営を始めること。

そこで、あるサイトのライター募集にエントリーして記事を書かせていただいたり、実際にブログを開設し運営を始めました。

ちなみに、現在でもフリーでライターを募集しているサイトやアプリはあります。私もFacebookやInstagramで流れてくる情報をキャッチし、調べた上でエントリーを続けています。

これを事前に行って毛利さんに共有していたことで、すでにサイトに掲載されていた私の記事を面談前にご担当の方が確認してくださっていました。
そのおかげか、「経験は浅いものの、まずは週1回からやってみましょう」と面談の場でお返事いただき、週1回ライティングの仕事が決まりました。

一方、プライベートでは子供の便秘症で定期的に小児科に通うことを余儀なくされていました。この週1回のライティングの仕事は在宅で出来る案件だったので、この日の稼働時間後に通院を確保することが可能になりました。
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あとは育休中の会社との交渉です。育休前は社員を目指し、週5日のアルバイトで社会保険に加入していました。週4日へ勤務変更すると、何時間以上働けば社会保険に加入出来るのかを見極める必要がありました。調べたところ私の勤務時間なら週4日でも社会保険に加入できることがわかりました。

子供の通院のため週4日の勤務へ変更し、保育園申請上、週5日勤務を維持したいので複業を認めてほしいという2点の交渉を行いました。正社員の複業となるとハードルが高い企業も少なくないと思いますが、在宅での業務も認められない会社だったので育児と両立できない旨を伝えるとなんとか認めてもらうことができました。

ある意味アルバイトであることがよかったのかもしれません。
私はライター転身への一歩を踏み出すことが出来ました。

派遣社員・業務委託の差は?ライティングのプロに成長するために選択したこと

こうして私は週1回あるWebサイトでふるさと納税に関する記事を中心に執筆を始めました。
ライティングの仕事と両立を始め1年半ほど経過すると、さらにライティングの仕事を増やしていきたいと考え始めました。それは、

①ライティングの仕事は自分に無理なく出来、楽しいと感じるようになっていた
②子供のことも考え、比較的自由に動ける業務委託案件の日数を増やしたい

ということからでした。まだ子供が小さく手がかかること、風邪をこじらせ下の子供が入院を経験してしまったことも契機の一つになりました。

そこで毛利さんに再度相談しました。その際にアドバイス頂いたのは、以下の2点です。
一つは働き方に関するものでした。

◎業務委託とは、「プロに成果物をあげてもらうこと」が目的。結果で評価されるため、全くの未経験分野での案件獲得は難しく、すぐにお金につながらないことも多い。
◎派遣社員は勤務先や業務内容を選べば未経験でも契約範囲内でチャレンジできる環境を業務委託より作りやすい。一方で仕事内容は補助的なものが多いので受け身になりやすい環境。自分のなかで意識をもって実績を作らないと社会的な評価が得られにくい。

そしてもう一点のアドバイスは

◎「ライティング」だけではない、自分の強みを作る

というものでした。

週1回、1年そこそこの実績の自分が即プロとして業務委託案件を獲得していくのは難しいだろうと薄々感じていた私は、このアドバイスをとても重く受け止めました。

どんなことであれば今後ライティングと結び付けて新しくキャリアを開いていけるのかを考え、私が下した本格的なライター転身への方針が次の3つです。

①業務委託・派遣にこだわらない。週5回、ライティング関係の仕事ができる環境を整える。
②ライティング関係で当時興味を持っていた未経験スキルは、取材・SNSの運用・メディアの編集。これら未経験業務のどれかにチャレンジできる可能性のある環境をつかむ。
③当時アルバイトでもらっている収入よりもいい条件の案件を探す。

夫という大黒柱はいるものの、私も家計の一端を担っています。私のわがままで簡単に生活水準を落とすわけにはいきません。

夫も以前から私がライティングの仕事に軸足を移したいという気持ちを知っていたので応援はしてくれていましたが、そこに経済的にも甘えるのは違うなと言う私のプライドもありました。
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自分のやりたいことを両立させながら、生活をもっと良くしてやる!という気持ちで通勤時間の多くは転職に向けた検索活動を始めます。

検索をはじめて1か月ほど経った頃見つけた求人が今お世話になっている派遣のお仕事です。人事関係部署に配属、社内広報を目的としたWEB社内報を作成し社員への取材をするという案件でした。

面談ではこれまで業務委託で作ってきたふるさと納税サイトの記事を実際にスマホで確認していただく一方、取材未経験ながら意欲や社内コミュニケーション力をアピールしたところ採用が決まりました。

ここでも、これまでのライティング実績に助けられることになり、やはり実務経験が重要であることを実感しました。

ママでも未経験からライター転身!これからの目標

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こうして現在は週3回派遣社員として働きながら、CARRY MEさんからもお仕事をさせていただいています。

派遣のお仕事はベンチャーでフランクな社風ということもあり、勤務して3か月ですが社内報だけでなく様々な経験をさせてもらっています。取材はもちろんtwitterの投稿アイディアやタイトル出し、プレスリリースや採用LPの記事作成など、初めてのことを勉強しながら成果物を出していく作業は非常に楽しいです。

派遣社員だけに決定権がないという点は否めませんが、私は恵まれている方で派遣先の上長も私のアイディアを積極的に取り入れてくださいます。

しかも今はプロになるための修行。与えられたチャンスをものにすべく、派遣会社の担当営業の方にも意欲を伝え取り組む毎日です。

また、このサイト「プロ採用4.0」さんの記事でもより良い記事を納品することは大前提ですが、そんな仕事ぶりを評価していただいた上でご提案下さったチャンスは基本的に受けるようにしています。

たまたまなのですが、派遣の仕事もCARRY ME さんの「プロ採用4.0」さんも、「採用・人事・働き方」+「ライティング」という共通点があります。私はこの分野に現在とても興味を持っています。ライティングによって、採用や人事への影響が大きく異なるということを目にしてきたからです。

今後は、ライティングの力を磨き「採用・人事・働き方」に貢献ができるライター・広報を目指していきたいと考えています。勉強することは沢山あるので、派遣の仕事でも業務委託でも吸収できるものをどんどん吸収しライティングのプロ、ゆくゆくは広報のプロとして活躍できればと考えています。

未経験のママでもライターへ転身できる具体的な方法として、私の体験談をお伝えしてきました。これまでやったことのない仕事でも、少しづつでいいのでコツコツと実務経験を積み上げていくことがキャリアを前進させるのだと私は身をもって感じました。もし新しい仕事に転身したいけど何をしたらいいのか分からないという人は、まず自分の空いた時間でその仕事に触れてみませんか?そこから道は開けてくるのかもしれません。

この記事を書いた人

azusa watanabe
渡部 梓

大学卒業後アパレルメーカーで販売、ディストリビューター(在庫管理、換金計画策定等)、店舗支援を担当する。結婚退職後、転居し地方公務員へ。個人住民税課税業務に従事。第一子育休中に再転居により公務員を辞し、無職での保活と子連れの再就職活動を経験する。その後アパレルメーカーでのディストリビューター業務の傍らCARRY ME経由でライティング活動を開始。現在は某企業の社内広報業務を行いながらCARRY MEにてライティング関係の業務委託案件を請け負うパラレルキャリア実践者。プライベートでは二児の母。